☆ 孫と一緒の夏休み ７月～８月 ①

ずっとブログをご無沙汰でした。いろいろな話題を溜め込み過ぎ
かえって書けなくなっていました。
孫との夏休み日記、思い出しながら・・・



２０１０年７月２１日から始まった孫の６年生の夏休み。
その２１日にくーくんは２泊の予定でやって来た。
じゃがいも掘りに付き合ってくれる約束だったが
あまり遅くなると、溶けてしまうのが心配だし
夏の暑い最中、畑に引っ張り出すのも可哀相と
孫が来る一週間前、そのじゃがいもは掘り出し済みだった。

大きいのから、ちっちゃいのまで、ふぞろいのじゃがいもたち。



じゃがいもの種類は男爵。
レンジで熱々にしてバターで食べたり、カレーに入れたり、肉じゃがにしたり。
自分が育てたから格別なのだろうか。
ホクホクのとても美味しいじゃがいもだった。
息子の家や親戚のＴちゃんにも分けて、喜んでもらえたのが嬉しかった。
来年も農園を借りられたら、もっと多めにじゃがいもを作ってみたい。
じゃがいもって掘り出してとても達成感のある根野菜だ。

孫がお泊りした翌日の２２日、畑に一緒に行ってばーばの育てたキュウリや
トマトを採ってもらった。
あっちにもある、こっちにもある！　とはしゃいでヘタをチョキチョキ。
きゅうり７本、ミニトマトといっても大きめだが３０個くらいを収穫。

畑から引き上げる時に「じゃがいも掘り、僕がやりたかったなあ。」
と言われてしまった。
「だって、夏の暑い中でのじゃがいも掘りは大変でしょ？」と言うと
「僕は炎天下で何時間も野球をやっているから、そんなのへっちゃらだよ！」
との返事。　その通りでした・・・

家に戻ってシャワーを浴びて、久々のテレビゲーム。　
ＰＳ３だけれど、ソフトは「ＦＦ１０」を手に取った。
「久し振りにティーダをやってみたい」
「やっぱり１０は名作だよね～。」と言うとくーくんは
「１０が一番だけれど、ぼくは１３も好きなんだよ。ほら、ライトニングやホープ。」
「くーくんはホープが好きだものね～。」
ゲームの登場人物の一人で、年齢的に近いホープに重ね合わせる部分があるらしい。

１０は２本が使い過ぎて画面が消えてしまい、３本目は辛うじて映る。
ルカに入港までゲーム。
２３日金曜日は午前１０時にママがお迎えに来て、くーくんは帰っていった。

１２時に友達３人と映画「トイ・ストーリー」を観に行く約束だという。

その日の夕方６時過ぎ、買い物と膝のリハビリから帰って来て、エレベーターを
待っていると、反対側からくーくんが歩いて来た。
朝帰っていったのに、後ろからパパかママが来るのかな？　それにしても？

「如何したの？」と聞くと
「あのね、ママに怒られたの。出て行けって」と涙ぐんだ。
「それでお祭りに行っちゃ駄目って言うんだよ。」とますます涙。　
よーく聞くと、友達と映画を見に行って帰ってきた時、その４人で夕方６時過ぎに
お祭りに行く約束をしたらしい。
それで舞い上がってしまって、家の傍の駐輪場に自転車置いて、鍵を掛け忘れたらしい。
その隙に盗まれたという。

自転車に鍵を掛けずに盗まれたら、そりゃ怒られても仕方ないよね～。。
でも、可哀相。
くーくんにとって夕方から友達と行くお祭りは、キラキラ輝いていたのだろう。
それが自分の油断で、一瞬で自転車も無くし、友達とのお祭りも無し・・・
そして、まあ当然だけれど「探し出すまで帰って来るな」と叱られて。
ばーばも親だったら同じこと言うのだけど、今はばーばだから・・・

今まで、いろいろな事情があって、ほかの子より友だちデビューの遅れていた
くーくんにとって、お祭りはちょっとおとなへの光り輝く憧れだったのは
理解出来る気がする。
そりゃあ、ばーばもくーくんの気持ちを察して一緒に悲しくなってしまう。
　
「くーくん、何で来たの？」と聞くと
「歩いて来たの。」というから驚いた。　
家からだと２駅乗って、乗り換えてもう一駅。
昔の子供なら簡単だが、今の子供たちは車の存在に慣れている。
野球では走ったりするが、普段の生活では家族と一緒なら移動は車だし、
友達同士はほとんど自転車だ。　
それが歩いてくるなんて、それがどんな理由だろうが感激である。

取り敢えず、家に入れて考えることにして部屋に入った。

が、直ぐにドアを開けて出て行く気配。
追い掛けるばーば。



つづく・・・