ばーばの独り言

愛する娘へ。孫と過ごす喜びと身辺の出来事

☆ 孫と私のインフルエンザ騒動

2007-12-11 17:39:28 | 孫・家族
先週の金曜日、夕食のあと孫から電話があった。
「ば~ば、これから行って良い?」
「良いよ。何時でも良いからいらっしゃい♪」
するとツレアイが「お前は孫だと顔色がまったく変わるからな!」
と呆れていたが、自分だって相好崩しているのに気が付かないらしい。

遅い時間にやって来た孫は寝間に行き、
自分の布団とクマさん模様の枕が用意されているのを見て喜んだ。
着替えさせるのもそこそこに布団に入り、
「ばーば、背中を掻いて。」
すりすりと背中をさすっている間に眠ってしまった。
世間には「孫の手」というのがあるが、家では「ば~ばの手」が
常に必要とされる。 
孫はば~ばに背中をすりすりされながら寝るのが大好きなのだ。
ママのお母さんにもすりすりして貰っているらしい。

土曜日、起きると
「昨日ね、下痢したんだよ。凄い下痢を何回もしたの。でも治って良かった。
 そのままだとね、悪い病気になるかも知れなかったんだって。」
「えっ! 脱腸?」というと
「そんな名前じゃなかったなあ。 え~となんだったけ?」
「腸ねん転?」と私。
「違うような気がする???」

起きて直ぐには食欲が無く、10時過ぎるとお腹が空いたと言い出したので
「じゃあ朝はチーズトーストにする? それともお餅焼く?
 それともおにぎりとコロッケ?」
「ウッフ~ン(^^)、おにぎりとコロッケが良い!、買い物行くのでしょ。
 ボクも一緒に行くよ。帰りにコンビニに寄ってね。」
前の週に来たときに、カードゲームのカードを近くのコンビニで買ったら
欲しかった最強のカードが出たという訳で、縁起の良いその店で
買い物したいらしい。
カード買うのが目的で家に来たがったのじゃないかと疑っていたらやっぱり!
自分の家では叱られてばかりなので、ばーばの家でノンビリも目的のひとつらしい。
そう言えば、自分の子はよく叱っていたっけ。
子どもと孫とは大いに違いがあるが、叱らないわけではない。
ゲームをやり過ぎていると、ばーばの眉がびっと上がり睨みつけるので
直ぐ察して「ここ終わったら止めるから、ばーばがゲームやって良いよ」という。
別に私がゲームやりたい訳ではない。

ポケモンのカードゲームに付き合わされるのが一番困る。
持ち手を配られて「はい、ばーばは何で戦うの?」
ルールが分からないのでチンプンカンプンの内に、惨敗している。

それとなく、探りを入れてみる。
「ママはカードゲーム、付き合ってくれるの?」
「ううん、やらないよ。」
「じゃあパパは?」
「忙しくてやってくれないよ。」 
やっぱしね! 

私の顔色を観て
「明日はプールに行く?」と言う。
「うん、プールに行こう。 泳ぎ上手くなったの?」
孫は3年生から水泳教室に行っているのだ。
「クロールを早いタイムで泳ぐ試験で落ちたんだ」そうな。

私は孫が3歳くらいの時から温水プールに頻繁に連れて行き
遊びながら泳ぎを教えていた。
膝を曲げてバタバタ足を蹴るので「足を真っ直ぐにして空気抵抗の無い
水の中で足を上下に蹴りなさい。」と教えていた。

ところがスイミングの教室では足を水の外に半分出せと言われるらしい。
身に付いた「水の中で蹴り飛沫を上げない」のは叱られるらしい。
なかなか身に付いた癖は抜けないだろうが、その内に新しい教え方に
慣れてくれるだろうと、期待している。

その日は家の中で本を読んだり、何年か前のテレビゲームの
「ファイナル・ファンタジーX」を初めからやり直したりで過ごしたが
コンコンと乾いた咳をしているのが気になり、加湿器をかけた。
夜は「すき焼きが良い」という孫の希望ですき焼きにしたが
途中で洋服を脱いでしまい「暑い、暑い」という。半袖に着替えさせた。
「寒くない?」と聞いても「寒くない」と答える。
食欲はあまりないようだ。

加湿器に水をいっぱい入れて掛け直した。
夜寝る前、いつもなら本を読んで眠るところだが、
その日は背中をすりすりと撫ぜることだけをのぞんで眠った。

朝方、びっと自分の腸が動いた気配で目覚めた。
腸が動いた感覚なんて初めての体験だと驚く。
一瞬、私も下痢が始まるのかと思ったが・・

隣を見ると孫が布団を蹴飛ばさず、うつ伏せで寝ている。
いつもは何度も布団を掛けなおすのに珍しい。
寝息が気忙しいくヒンヒンと苦しげだ。
体温を計ると、39.4度あった。
時計は朝6時を指している。
熱で苦しげだが、他の症状は無く落ち着いているので
休日診療の病院が開くまで待つことにする。
その時点で
「病院に行ってから、家に帰らないで又ここで寝ていたい。」という。
クーくんの家では寝る部屋は2階にある。
 
ばーばのところは、みんなのいる居間の隣りに寝間があるので
襖を開けていたら寂しくないし、喜んでばーばは隣で寝ていてくれるし
台所に立っても、呼べば声が聞こえる距離だ。

私も遥か昔、小学生の頃、風邪などで休むのは良いが
人の居る茶の間から離れ、まるで罰を与えられたように
遠くの部屋でひとりで寝ているのは大嫌いだった。
特に夕暮れ、皆が帰って来た気配に続いて笑い声、
お茶碗の音、食事の気配、暖かい団欒。 
それなのに病気の私は寒くて暗い部屋でひとりぽっち。
みんなの食事の後に運ばれて来るのは
病気だからといっておかゆに梅干の味気ない食事・・・
早く病気が治ってみんなと一緒に団欒に加わりたいと
切に願ったことを思い出す。

熱が高くとも起き上がった孫のクーくんは炬燵に入ろうとしたが吐いた。 
「ごめんなさい。吐いちゃった」と涙ポロポロこぼしながら謝っている。
「良いのよ。いくらでも吐きなさい。思いっきり吐きなさい。」
というと安心したようだ。
2度吐いたら気持ち悪いのが治まったといって少し元気になった。
それでも熱は高い。インフルエンザの恐れはある。
クラスの席の近くにいる友達が3日間学校を休んだそうで
「ボク、2年生の時と3年生になってから無遅刻無欠席なんだよ。」と
残念そうに言った。

朝8時過ぎ、ママに電話して症状を話し、車を出してくれるようにいう。
9時に来たが、もしインフルエンザなら長引くと思い、クーくんの希望は
伝えたが、この事態は親に任せた方が良さそうだ。

車でクーくんは帰って行き、後でママからメールが来た。
あの後、車の中で一回吐いたそうな。
休日診療の病院では「急性胃腸炎」と言われたらしい。
熱が出て直ぐには「インフルエンザ」の判断は難しいそうな。

翌日、朝から寒気がして頭痛がした。
インフルエンザに罹りそうな予兆がある。
ここで発病したら現役以来9年振りになる。
久し振りにサボっていたジムに行く支度をしたが、
寒気が酷くなったので諦めて暖かくして家に居た。
サプリメントを飲んで普段より暖かく慎重に過ごす。
ここで油断すると私の中でインフルエンザが暴れ出しそうだ。

月曜日の夕方電話すると息子が出て、掛かり付けの医者に行ったら
インフルエンザと診断されてタミフルを処方されたとか。
昨日は棒のようにただ寝ていたそうで、今日は熱が下がっているらしい。
タミフルの副作用を心配したが、息子が言うには
「10代が危ないそうで、8歳だから大丈夫だって。
 さっき寿司を食べてたら、傍で”美味しそうだね。
 治ったらおすし食べたい”と引切り無しにいっていた。」とのこと。
まだ食べると吐いてしまうそうな。

私の方は昨日万全の防御をしたので幸いにもインフルエンザの発症はしなかった。 これって予防注射をしたのと同じ効果があるのかな?
有れば良いのだけど。 今日も無理をしないでおとなしくしている。




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6 コメント

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Unknown (春堤)
2007-12-12 11:33:19
クーくん 大変でしたね・・・。
なんだか 私まで 胸がドキドキしました。
気持ち悪くなると 本当に 辛いものですよね。
あと、具合が悪くなると 人の気配を感じる場所で眠りたい・・・ って よくわかります。
私の実家も 居間の隣が 自分の部屋でした。
ふすまを開けると 人がいる って 家でしたから。
今は 家が小さく 子供部屋は2階です。
でも 具合が悪くなると 居間に布団を敷きます。
見栄えとか 関係なくなりますよね?
早く この子が 元気になりますように・・・と。
ばーばさんが 発症しなくて よかったです。
でも あと 数日 大事にようすをみてくださいね!
クーくんが 早く元気になりますように・・・。
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身近に・・ ()
2007-12-12 12:40:54
39.4度の高熱、
大人だったら完全にダウンしてしまいます。
お孫さんの具合はどうでしょうか、ご心配でしたね。
八歳だからといわれても、タミフルの副作用も気になったでしょう。
でも、熱が下がってきたようで、
これでちゃんと食べられるようになれば回復に向かいますね。

インフルエンザ流行のニュースを見ても、
いまいち他所事のような気持ちでおりました。
しかし、ばーばさんのインフルエンザ騒動を読んで、自分だけは大丈夫という根拠のない自信は持たないほうがよいようです。

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春堤さんへ (ばーば)
2007-12-12 12:48:29
孫が病気になると本当に心配します。
具合悪い時は病状の変化を直ぐに感じ取れる傍に置いた方が安全ですよね。本人もその方が安心だろうし。
きっと今回は孫も居間に寝かせられていたかな?
以前はもっと小さかったので心配の度も高かったのですが、
今は3年生になり体力も着いてきたので、以前のように
オロオロしなくなりましたがそれでも高熱だと
苦しそうで心配します。
孫のインフルエンザは、下痢と吐き気と高熱!
体力が無いとかなり辛い症状です。
おデブになっていたのでスリムになった方が良いのですが、食い戻しで前より太ることがありません様にと願っています。
春堤さんは、インフルエンザに進まなくて良かった
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Unknown (オールドレディー)
2007-12-12 12:51:04
お孫さんがインフルエンザ、驚かれたでしょう。
その後良くなられたのでしょうか。

今年は流行が早いそうで、予防が叫ばれていますが、たとえ予防注射をしても絶対罹らないわけではなく、いくらか症状が軽くてすむくらいだそうです。それでも子どもや高齢者はしたほうがいいですね。

今年はタミフルの使用は中止とか聞きましたけど、まだ処方してるのですね。
ばーばさんは予防注射の効果があったのでしょうか、罹らなくて良かったですね。年末に寝込んでは困りますものね。
元気で新しい年を迎えられるよう、お気をつけください。
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春さんへ (ばーば)
2007-12-12 15:14:46
そうですね。 
39.4度は今の私たちの年齢には非常に辛い高熱ですよね。 
タミフルの副作用心配でしたが、医者から「2日間は目を離さないで下さい」と言われたようですが何事も無く今は元気でご飯も食べ始めたと言っておりました。明日、医者に行き再度診察して貰って「完治」の診断書が出ると晴れて学校に行けるようで、インフルエンザが原因の休みは「公休」にして、欠席扱いにならないそうです。それを聞いて安心しました。 無理して学校に行き、感染が広がるのは子どもの場合、命の危険も有りますから・・・ 私たち高齢者も若い頃と違って他に持病もあることですから、もっと大事をとらなければならないかも知れませんね。
私は毎年、予防注射しないでもこの9年間は一度もインフルエンザに罹患せずにいたので他人事でしたが、流石に今回は身に沁みました

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オールドレディーさんへ (ばーば)
2007-12-12 15:51:22
本当に孫のインフルエンザ心配しましたが、お陰さまでかなり良くなって何時もよりは少な目ですが食事もしているみたいです。 普通ではもっと長引くものなのに劇的に治ったみたいで、それはタミフルのお陰なのかも。 

いつもは予防注射をする人たちも、こんなに早い流行は滅多に無いので、する前に罹患することも多いのではないかと思います。

今年はタミフルの使用は中止?
それは市か県かが決めたのでしょうか。
国ではなく地域によってかも知れませんね。
インフルエンザは死亡率も高いので、その特効薬であるタミフルの中止は難しい議論があると思います。
きっと服用して危険率の高い方達の選別が行われている可能性もありますね。 でもやはり副作用は気になるところですね
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