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古代出雲の地 出雲かんべの里のブログ

ものづくり学校 陶芸編

2008-02-25 10:41:11 | Weblog
大雪になると思われた雪も何とか収まり、これから春がやってくるような気配がします。なんだかそわそわしてくる季節ですね・虫もそろそろ出てくる頃になるでしょう。
啓蟄ももうすぐです。春になると、卒業、入学、入社、異動など、さまざまな変化の季節でしょう。ここかんべの里でも、春のおひな祭り、ものづくり学校の修了式、続いて入学式とあわただしくなります。さて、先週からものづくり学校の記事を書いておりますが、今日は、陶芸のご紹介になります。半年では、あくまで概要程度です。陶芸入門程度でしょうか。土の性質から始まって、菊練り、手ろくろなど基本中の基本の指導になります。こちらの講師の藤原先生は、松江の袖師窯に46年間職人として陶芸に従事なさった方です。かんべの里にいらして初めてご自分の窯をお持ちになりました。
技術力は抜群で、大物造りや造形は特に得意です。松江開府400年祭の松平直政初陣の姿や松江城の二の丸などをお造りになりました。
普段の体験は、いつでも受け付けてくださいます。
興味のある方は、一度体験してみられると良いでしょう。
焼成代・講師料などすべて込みで¥750で体験できます。一度のみならず絵付けなどに何回でも来ていただけます。

松江和紙手まり

2008-02-21 11:05:22 | Weblog
 松江和紙てまりは、繊細な図柄を出雲民芸和紙で施した全国でも珍しい手まりです。
松江の市花である椿をはじめ、牡丹や季節の風物詩を和紙で表現なさいます。
絹川先生は、手まりのように、丸く、円く、かわいらしく生きていくことを信条に、手まりづくりに励んでおられます。
 出雲民芸和紙は、こしが強く、しっかりとしていますので、指先でちぎっていく作業は、ある程度力が必要です。また細かい和紙を貼り付ける工程も指、時には、ピンセットを使っての作業となります。
 いかにも肩がこりそうですが、できあがった和紙手まりは、何とも愛らしく素敵なものです。ちなみに、この和紙手まりは、何年、いや何十年経っても色あせることがありません。
 今、ものづくり学校に通っている生徒さんは、中学生の女の子とそのお母様です。
最初は、娘さんが習いにいらしてましたが、後期からは、お母様もご一緒になさっています。素敵な親子です。
 和紙手まりは、ただ球体に和紙を貼り付けるだけではありません。
芯の部分からすべて手作りです。
まず、円く丸く仕上げていくことができなければ和紙を施す工程に入れません。
 
ものづくり学校では、この地玉づくりから、かがり鞠、そして和紙手まりづくりと基本から学ぶことが出来ます。

木工教室 ものづくり学校

2008-02-18 13:56:36 | Weblog
 土曜から降り続いた雪は、久々にすごかった。
 昨日は、一日中降っていたので
 今朝はかんべの里への道中、あまりの積雪に車が笑っているみたいにハンドルとられて思わずこちらも笑ってしまいました。
右へ左へハンドル回してなんとか坂を登りました。

 ところで、先週からの続きのものづくり学校特集。今日は、木工です。
木工の先生は、若干29歳ながら手彫りの技術を使って、木の性質をいかした美しいものを作り上げます。普段は、家具を中心に制作していますが、ブローチ・ペンダント・フォトフレームなども一つ一つ丁寧に作ります。
 ものづくり学校では、最初は、イスの製作でしたが、今回は、フォトフレーム制作です。次回のカリキュラムは、置き時計です。
   「木の性質を知り、木と対話をしながらモノづくりをすることを目標とする。」by 村山氏

籐のかごづくり

2008-02-15 10:13:47 | Weblog
昨日に引き続き、今日は籐工芸です。
こちらの工房では、松江藩籐細工5代目が指導にあたります。
全国的にも非常に希少な存在です。花結びという2代目が考案した独特の
編み方は、一子相伝の技法となっています。
ものづくり学校では、籐の編み方を習得できます。
原材料から鉈、小刀で皮籐を作って、その皮籐で小籠の花入れを制作します。
ここの先生は、ウィットに富んだお話がおもしろいので、おすすめです。
雨の日も風の日も、また雪の日でも近所の「神魂神社」へ毎朝お参りに行かれます。
これは、14年間続いているそうです。

かんべの里 ものづくり学校+日本伝統文化講座募集はじまる!

2008-02-14 11:19:26 | Weblog
ものづくり学校+日本伝統文化講座の第3期生の募集が始まりました。基礎から学べる
半年12回コース。サイト(http://www.kanbenosato.com)に詳しい内容が書いてありますので、のぞいてみてください。
籐・木工・機織り・陶芸・和紙てまりそれぞれ和気あいあいとした雰囲気の中、少人数で行います。
機織りは、基礎の経糸の準備から織りあげるまでできるようになります。

また、第3期では、民話講座はお休みです。書道講座は、ひきつづき行います。
書道講座については、現在小学2年生の子供も参加しています。
和紙てまりには、2期連続で中学生も学んでいます。

w伝統的な文化を子どもから大人まで一緒に学べる場所がここにあります。
今週は、ものづくり学校についてご紹介していこうと思います。

今日のカンベ茶屋は?

2008-02-09 10:03:24 | Weblog
今日は、低気圧のせいか冷え込んでます。雪こそ降ってないものの、まさに冬の日本海側でどんよりとしたお天気で寒い。さて、今日のかんべ茶屋の田舎セットは、ほうれん草の白和え、大根の煮なます。どちらも具だくさんなのできっと大満足のことでしょう。やさしいごはんでお昼をどうぞ。

「かんべの里」は、どっち?

2008-02-08 10:15:12 | Weblog
先日お伝えした「かんべの里」の名称問題について、朝日新聞の島根版で、「かんべの里」はどっち?というタイトルで大きく掲載されました。今の世の中問題が起きてからでないと、対処できない、対処しないという態度が多すぎます。少しでもリスクを感じるのであれば、何らかの手だてが必要だと思います。
市民の財産である施設名だけに、もう少し慎重な議論があっても然りではないでしょうか。
ここ出雲かんべの里には、県外のお客様が多数いらっしゃいます。
そういった方々に、混乱が生じないと誰がいいきれましょうか。ここ島根県は、観光立県として、また松江市は、国際文化観光都市として、多くの方々に来ていただかなければなりません。私たちの施設もその一翼を担っていると自負しています。
箱物行政がまかり通っていた時代に作られたこの施設も時間と共にその存在意義を見失わないようにしていかなければと思います。ここにいるものみんなが必死にその存在意義を確認しあっています。そういった気持ちを少しでも汲んでいただけたらと思います。なんらかのリアクションが生じることを願います。

save the home planet

2008-02-07 09:57:00 | Weblog


地球環境に関心をもち、私たちが今すぐできることから始めること。環境にやさしいことは、人にやさしいこと。ここカンベノサトでは、昔ながらの技法を使った工芸品がつくられ、昔から語り継がれてきた昔話が語られます。そして、山の恵みをいただいて、薪をくべ、暖をとります。春になると、また森の木々が芽吹き、新緑の季節がやってきます。
 ここ島根県は、教科書でも習った森林王 田部長右衛門のいるところ。森林面積が多く、その保全や、活用法が最近特に議論され、実際に県民が立ち上がり、行動を起こしています。薪ストーブ・ペレットストーブの展示や、温暖化をテーマにしたパネルディスカッション、オーストリアのバイオマス活用についての講演など
地球環境に少しでも関心のある方は、お出かけ下さい。
 2月11日(祝) 「里山バイオマスフォーラム」が開催されます。
 場所は、いきいきプラザ島根4階研修室他 時間は、10:30~16:00
 NPO法人里山バイオマスネットワーク主催 ℡0852-23-2980
 http://blog.goo.ne.jp/woodybiomass/

松江和紙手まり 

2008-02-06 11:05:37 | Weblog
相変わらず、寒い日々です。シトシト冷たい雨に時折雪が混ざって、う~さむっ!
ここカンベノサトは、薪ストーブのメラメラと赤い炎が揺らめいていますので、なんともぽっかぽっかです。しばらくあたっていますと、身体中がぽかぽかします。
この寒い季節ですが、85歳の和紙手まりの絹川先生は、来週から一週間も東京です。東京の「にほんばし島根県」で実演をなさるそうです。2月12日から17日(日)まで。
いってらっしゃい。85歳というお歳柄、尊敬いたします。
人間、歳は関係ないものですね。
いつまでも元気で素敵な手まりをつくってくださいね。
そういう私もこんなおばあちゃんになりたい。