サクラソウ科ヤブコウジ属。 常緑低木。 林内に生育し冬に熟す果実が美しいので栽培され、特に名前がめでたいので、センリョウ(千両)などとともに正月の縁起物とされている。 江戸時代には葉が縮れたりした変異個体が選抜されて、多様な品種群が栽培された。 別名:コウジ,橘(タチバナ)、藪橘(ヤブタチバナ)、花橘(ハナタチバナ)。 原産地(分布): 東アジア~インドの温暖な場所に広く分布する。 日本では関東地方以西~四国、九州、沖縄に自生するほか、庭木として植えられている。なお、アメリカフロリダ州では外来有害植物として問題になっている。 開花期:7月~8月。 花は白色で小枝の先に散形花序をなす。 果実は10月頃に赤く熟し翌年2月頃まで枝に見られる。栽培品種には白色の果実もある。 1月23日の誕生花。 花言葉:「寿ぎ(ことほぎ)」、「財産」、「徳のある人」、「金満家」、「慶祝」。
写真 マンリョウ (12月7日・花屋) 晴