このところ毎朝5時半ごろになると、けたたましい蝉の鳴き声で目が覚める。何時もだとそのまま起きるが、今日はもう1度ねた。今度目が覚めたのは7時、蝉は相変わらずわが世の夏を謳歌している。
この合唱に参加できるのにも、幾つかのハードルがある。
先日も脱皮途中で、お陽さまを見ることもはく骸になっていた。
またある日、脱皮途中で地面に落ちて足をバタバタしていた。ソットつわぶきの葉の上にのせてやった。下を向けておいてもすぐに上向きになる。2,3度変えてやっと下向きになったのでその場を去った。
もう羽化してるかなと見に行くと、つわ蕗の茎に下から6本の足でしっかりつかまっている。まさしく上向きだ。
これで蝉は上向きに羽化するのは解ったが、抜け殻は何でまともに下向きなのか?
今朝洗濯物を干していて、耳をつんざく大合唱に、植木に目をやると4~5匹の蝉が翅とお尻を震わせて鳴いている。それも2匹だけだ。見ている間に飛び去った。 少し離れた柿の木も1度に目に入るだけで8~9匹止まっているが、鳴いているのは2匹だけ。絶対的に鳴かない雌が多いのに、この大合唱は?よほど蝉は多いんだ。
それともう1つ、蝉は上向き、下向き様々だ。
蝉は幼虫で地中にもぐり8年経て地上に出て、1~2週間で生涯を終えるとか。せいぜい雄は鳴くことで伴侶を得て、子孫を残すんだ。多いにお鳴き。