亭主は朝いくと目を空けていた。「おお目があいたんだ」と言いながら名前を呼んでも返事がない。うとうとしたり目をあけたりしている。
手をにぎり「解ったらにぎって」と言うと少し指を動かす。解ったんだ。
突然片手を上げて口動かして何か言うが酸素マスクをしているので解らない。多分帰りたいとでも言ったと思う。
今日は早く帰ろう(12時03分)と思いバスを待っていたが15分になっても来ない。何かあるんだと思いバス会社に連絡した。踏切で停滞して動かないと聞いて、また病室に戻った。
次の13時03分は定刻に来た。運ちゃんの話だと30分遅れたそうだ。バス停のある南側を出発、踏切を越さないと北側に出られない。ここが何時も混雑する。今日はここで30分かかったんだそうだ。
以前は土山の踏切の混雑は有名だったが、高架になって解消されたと思っていたがさにあらず。
だが人間様は駅構内を抜けて反対側にいける。エレベータで上がり又降りる。楽ちんだ。
土山から帰りのタクシーは信号にもかからずにすいすい動いて何時もより安かった。