安保法改正

　夜中に野党が欠席中に与党のみで安保法が改正された。国会前のデモ隊を見て以前の安保反対のデモ思い出した。樺美智子さんが亡くなったデモ。その安保法が改正された。戦争に巻き込まれるのを心配するのは当然なことだ。

　うさぎちゃんはもう先のない身だが、これから成人していく子供や若者達は絶対に戦争に巻きこまれないようにと願うのみ。戦争を知っている者の願いだ。

　終戦が小学４年生だった。玉音放送を聞いて大人が涙を流すのを見ておかしいなあ、、と思ってみていた。放送は雑音でよく聞きとれなかった。たとえはっきり聞こえたとしても理解できなかったと思う。それからは今までと違う価値感に戸惑い、又、何もかもないないずくめの生活だった。

　これまでの教科書がつかえない。紙をはったり墨で真っ黒に塗りつぶしたりして使っていた。
毎朝、最敬礼して通っていた神社がお詣り禁止。長年の習慣変えがたい、遠回りして神社の前を通らなかったり、見ないように横向いて走って通ったりしていた。

　先生も教室も不足で２クラス合併での授業が多かった。時間割通り持って行くとたりないことがある。教科書はみんな持って行っていた。　

　こんな時、新しい憲法の話というＢ５版の薄っぺらな冊子を貰った。これが教科書を貰ったはじめだった。これで毎日、毎日「天皇は国家の象徴である」「戦争放棄」を繰り返し繰り返し学習した。

　その後、復刻版が出来たので取り寄せた。まあ、これでようも毎日毎日同じことを繰り返し学習したものだと思った。おかげで今でもこの２つは頭から離れない。戦争だけは絶対してはいけないと思う。
当時、これを教科書にした生徒は沢山いると思う。その誰もが学んだ戦争放棄を覚えていると思う。

　次に貰ったのは新聞の様に１枚に印刷されている紙を切りぺ－ジを合わせて綴じていた。それも紙１～２枚を綴じるものだった。
　こんな想いをした生徒は今後は皆無になるよう願う。

　今日から５連休。こうべでイベントがが始まる。行きたくもないが兵庫美術館の展示は観たいと思う。まあ、１１月のなかばまであるのでその内に、、、