「京都の平熱 哲学者の都市案内」(鷲田清一著 講談社 2007年刊)
書店の旅行本コーナーでは、「るるぶ」など京都のガイドブックがたくさん並んでいる。単行本も多く京都ブームだそうだ。
著者の鷲田清一氏は、京都生まれ、学生時代も京都で過ごし、今は大阪大学で哲学の教鞭をとっている正真正銘の哲学者。だからなのだろう、この本は、札幌大丸デパートの三省堂書店では、哲学のコーナーにあった。
2回読もうと思う。そして2回楽しめる本だと思った。今回の1回目は、とりあえず中の地図と合わせて読んで、京都の都市の位置関係をおおよそ掴むことができた。東も西も、右も左もわからなかったが、少し土地勘というか、どのあたりに何があるかは、それなりにわかった。
次の2回目では、単なる観光案内としてでは、著者の言う「古都京都」いう一面的イメージだけでない京都について、をもう一度味わって読もうと思う。
京都駅発、京都駅行きの京都市バス206蕃で、著者が市内を一周するのであるが、その中で、食べ物や服装、遊び場などの文化論、寺社や建築物にまつわる歴史、都市論などが語られている。
京都と同じように、碁盤の目に道路が作られている札幌と比較するのも面白いだろう。しかし、札幌の厚みの無さが見えてしまう。それは、歴史的な時間の短さだけではない。現在でさえ、京都は都市として蓄積をしているが、札幌は・・・と感じることであろう。
2006年4月からこのブログの試行を始めて約21ヶ月、そして本日第300回を迎えた。良く続いているなという感慨とともに、読んでくださる方を意識するより、自分にとって「脳髄を使って考える生活」には本当に良い方法と思う。
今は、もうしばらく続けようと思っている。よりラディカルに、より絶滅種として独自性を磨いていきたい。
書店の旅行本コーナーでは、「るるぶ」など京都のガイドブックがたくさん並んでいる。単行本も多く京都ブームだそうだ。
著者の鷲田清一氏は、京都生まれ、学生時代も京都で過ごし、今は大阪大学で哲学の教鞭をとっている正真正銘の哲学者。だからなのだろう、この本は、札幌大丸デパートの三省堂書店では、哲学のコーナーにあった。
2回読もうと思う。そして2回楽しめる本だと思った。今回の1回目は、とりあえず中の地図と合わせて読んで、京都の都市の位置関係をおおよそ掴むことができた。東も西も、右も左もわからなかったが、少し土地勘というか、どのあたりに何があるかは、それなりにわかった。
次の2回目では、単なる観光案内としてでは、著者の言う「古都京都」いう一面的イメージだけでない京都について、をもう一度味わって読もうと思う。
京都駅発、京都駅行きの京都市バス206蕃で、著者が市内を一周するのであるが、その中で、食べ物や服装、遊び場などの文化論、寺社や建築物にまつわる歴史、都市論などが語られている。
京都と同じように、碁盤の目に道路が作られている札幌と比較するのも面白いだろう。しかし、札幌の厚みの無さが見えてしまう。それは、歴史的な時間の短さだけではない。現在でさえ、京都は都市として蓄積をしているが、札幌は・・・と感じることであろう。
2006年4月からこのブログの試行を始めて約21ヶ月、そして本日第300回を迎えた。良く続いているなという感慨とともに、読んでくださる方を意識するより、自分にとって「脳髄を使って考える生活」には本当に良い方法と思う。
今は、もうしばらく続けようと思っている。よりラディカルに、より絶滅種として独自性を磨いていきたい。