3日間の走り込み(距離はまだまだ短いが・・)で、少し身体がランニングモードになる。しかし、これから歓送迎会シーズン到来。谷口浩美が言っている「マラソンを走る秘訣は規則正しい生活」を実践しよう。
『老いの超え方』(吉本隆明著 朝日新聞社 2006年刊)
近くの図書館で借りて一気読み。途中で前にも借りたかも知れないと思う。否、吉本の類書だったかも知れない。近年の吉本は、身体の衰えとともに、自分で執筆することは稀になり、対談形式の著作が多くなっているため、どこかでその話しを読んだような気になったのかも。
吉本隆明、1924年生まれ、85歳、肉体的な衰えが目立つようになったのは、1996年72歳の時に海水浴場で溺れてからではないだろうか。しかし、脳髄のほうは、今でも冴え渡っていることは、この対談からもわかる。
本書で吉本は、身体、社会、思想、死について、縦横無尽に語る。それも、常識という壁を超えて。前人未到の思想を構築した人ならではの発想なのであろう普通の話題でも哲学してしまうのだ。
珠玉は、巻頭にあるカラー版「日々の体操と道具」であろう。独自の理論から、日々の自分の感覚を衰えないような体操を編み出し毎日実践しているそうだ。
私たちは、手持ちの力でやりくりしながら生きるしかないということが良くわかる書である。
『老いの超え方』(吉本隆明著 朝日新聞社 2006年刊)
近くの図書館で借りて一気読み。途中で前にも借りたかも知れないと思う。否、吉本の類書だったかも知れない。近年の吉本は、身体の衰えとともに、自分で執筆することは稀になり、対談形式の著作が多くなっているため、どこかでその話しを読んだような気になったのかも。
吉本隆明、1924年生まれ、85歳、肉体的な衰えが目立つようになったのは、1996年72歳の時に海水浴場で溺れてからではないだろうか。しかし、脳髄のほうは、今でも冴え渡っていることは、この対談からもわかる。
本書で吉本は、身体、社会、思想、死について、縦横無尽に語る。それも、常識という壁を超えて。前人未到の思想を構築した人ならではの発想なのであろう普通の話題でも哲学してしまうのだ。
珠玉は、巻頭にあるカラー版「日々の体操と道具」であろう。独自の理論から、日々の自分の感覚を衰えないような体操を編み出し毎日実践しているそうだ。
私たちは、手持ちの力でやりくりしながら生きるしかないということが良くわかる書である。