晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

キーコーヒー

2009-04-05 19:45:32 | Weblog


 このコーヒーカップは岩見沢のこぶ志焼きです。私は、喫茶店を探すとき、木村コーヒー店(キーコーヒー)を選びます。豆は酸味の強いキーコーヒーのキリマンジャロが最高です。今は、趣のある喫茶店が減ってしまいましたが、キリマンジャロからは私の’70年代の味がします。

 北区にあったキーコーヒーの飲める「ナポレオン」という喫茶店がとても居心地が良かったことを思い出します。1974年から1980年頃まで、週に3,4回は通っていて、いつもピラフセットを頼んでいました。この店は、’80年代の早いうちにいつの間にか閉店してしまいました。「喫茶ナポレオン」で検索しても、それらしき情報は得られませんことから、人々の記憶から消えてしまったと思われます。

 木造の細長い建物の2階にあり、ミシミシいう急な階段を上がっていくと、うす暗い室内に入ります。夕方から夜にかけて行くと、知り合いがいるか、本を読んでいると必ず誰かが入ってきました。それから、延々とお喋りをして、誰かの下宿か、寮に行くというパターンの生活でした。

 店には、常時有線放送が流れていて、当時はフォークソングが主流でした。ガロの「学生街の喫茶店」、あべ静江の「コーヒーショップで」、たくろうの「ひらひら」「君が好き」などが流れていました。

 近くに「ポピー」という喫茶店もありましたが、セツルメント関係者が多く集う場所で、ちょっと違和感がありました。でも、そこのおばさんが腹を減らした学生のため、カレーの大盛りを特盛りにしてくれ、随分サービスしてもらいました。

 思えば、田舎から出てきた無知・無学な学生が、そこで友人や仲間と知り合って話しをし、本を読み、音楽を聞きながら、徐々に何かを得ていったのだろうと思います。それから時間だけは過ぎていますが、自分ではあの頃の自分とそれほど変わっていないような気がします。



 今日は走るぞ!と朝から気合が入っていて、20数kmラン、こんなに距離を走ったのは半年振りくらい。スピード走はできませんが、ゆっくり長く走って、心地よい疲労感があります。

 外を走るなんて、ミサイルが飛んでくるかも知れないのに、危ないですよね?


 
コメント
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