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吉田拓郎 ラストアルバム 『ah-面白かった』

2022-06-16 12:55:47 | Weblog

吉田拓郎 ラストアルバム 『ah-面白かった』   

コロナの影響でラスト・ツアーを断念した76歳の吉田拓郎、1970年デビュー以来52年のアーティスト活動にピリオドを打つ最後のアルバム『ah-面白かった』が6月29日(水)に発売される。

会社員に定年退職の日があるように、いつかこの日が来るだろうとは思っていた。誰しも歳をとることは避けられない。でも、頭の中で流れる唄は、今でも、いつでも、拓郎なんだよな。

ライブには欠かさず行ったさ。いつもは北海道厚生年金会館、大倉山ジャンプ競技場での野外コンサートもあったな。『’85 ONE LAST NIGHT in つま恋』は、0泊2日の弾丸ツアーに参加して朝まで騒いだっけ。シングル、LPレコード、CD,DVDも聴いたさ。本も読んだ。たまーにテレビにも出たね。グッズも買った。ファンクラブにも入っていたよ。カーステレオでも学食のジュークボックスでも聴いた。スナックで、カラオケで唄ったさ。

『ah-面白かった』は、どんなアルバムになっているのかな。題名からは成功者としてのメッセージが聞こえてくる。知らず知らずのうちに、大御所的なふるまいをしているように見えてしまう。そうであれば、はたして聴く人の共感を得られるかな。心配しながら期待に胸を膨らましている。僕(67歳)らの世代もそんなに時間が残されていない。拓郎は、ともに歩んできた人生の同伴者だ。いつも励ましてくれた人生の応援団だ。最後に唄ってくれる曲の価値は結構重い。拓郎のそれまでを集大成し、その評価が定まるくらいに重要な作品だ。晩年において懐メロ歌手になってしまう人が多い中で、新曲で現役アーティストとして勝負をしているのは凄い。今の心情を素直に表現してほしい。情景が浮かぶような曲ならいいな。どんなメッセージを発してくれるのか。そして僕らを裏切ってくれ!

 

(参考)このブログで吉田拓郎について、2019.11.24に『TAKURO YOSHIDA 2019 -LIVE 73 YEARS- in NAGOYA』(NAGOYA CONGRESS CENTER / CENTURY HALL)、2013.2.21に『吉田拓郎 LIVE 2012』、2010年に『吉田拓郎 終りなき日々』(田家秀樹著 角川書店 2010年刊)、2009.11.14に『18時開演 TAKURO YOSHIDA LIVE at TOKYO INTERNATIONAL FORUM 2009.07.04(SAT) 17:00開場』、2009.7.11の「吉田拓郎 倒れる!」を書いた。     

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