北海道コンサドーレ札幌サッカー専用スタジアム構想 その11 開幕戦 野々村チェアマン
このテーマでは、2016.6.19のその1に始まり、2017.6.3その2、2017.10.23その3、2018.2.13その4、2018.4.19その5、2018.8.13その6、2019.10.8その7、2023.9.29その8、2023.10.12その9、2023.10.22その10と書いてきた。
今年は、コンサのホーム開幕戦(3.10)に行かなかった。毎年、開幕を待ち遠しく冬を過ごしてきた。開幕戦の時期はまだ寒いのだが朝早くから屋外で並んで、入場を待っていた。しかし、今年はなぜかわくわく感が湧かず、結局テレビ観戦になってしまった。
初戦を終えて、札幌ドームのピッチコンディションが悪い、浦和の選手に怪我人が出た、日ハム移転により札幌ドームの年間赤字が3億円を超えるなどネガティブな情報が出ているが、僕のしょんぼり感の原因は少し違う。
一言でいうと、「このチームの目指す方向が見えないこと」なのだ。昨年の最終戦を終えた時に三上GMがあいさつで「来年度はひとけた順位を目指す」と言ったが、「タイトルを目指す」とは言わなかった。シーズン中のク・ソンユン、金子、オフの小柏、田中、福森など主力選手が流出してしまう情況ではとても言えなかったのだろう。だが、選手たちはけな気にもタイトルを口にしている。
僕は、Jリーグの秋春制移行に便乗して、積雪寒冷地の地理的条件を前面に出して、ちょっとゴネながら、専用スタジアム実現に向けた動きをするべきと思っていたのだが、三上GMはあっさりと受け入れを表明した。これもちょっとした失望だった。
そんな時に、展望のある話を見つけた。
『アビスパ福岡の課題…Jリーグ野々村チェアマンがズバリ答えた! 苦戦する集客の打開は? 新スタジアムは?』(西日本新聞社3/11(月) 18:00配信)
野々村さんのコメントを以下に抜粋する。
札幌時代に集客で注力したことは、「お金をしっかり使って、投資をして露出を獲得していく。結局、露出がすごく大事でクラブがいい情報、知ってほしい情報を届けられるかということは徹底してやってきました。」
「クラブが強くなるってことはクラブの売り上げがどれだけ伸ばせるかっていうことと、ほぼ比例する。」
勝ち負けも大事だが、「熱量のあるスタジアムの方が本当にレベルが上がっていくと思っていたので、熱量のあるスタジアムをどうやってつくるかということを、僕が(札幌で社長を)やっていたころは考えていました。」
「(福岡の新スタジアムについては)基本的にはクラブと地域でサッカーを中心にどんな社会をつくっていけるのかみたいなことのコンセンサスを取ることだと思うんですよね。」
「フットボールサイドから見れば、サッカー専用のいろいろな楽しみが持てるようなスタジアムじゃないと、たぶん、クラブとして生き残っていけなくなると思うんですよ。生き残っていけないというか、トップクラブになっていくのなら、それを実現しないと難しくなっていくと思います。」
読むだけで力が湧いてくる。「未来のチームの姿のためにスタジアムに足を運んでほしい。チケットを買ってほしい。グッズも買ってほしい。友人、知人を誘ってほしい。」と呼びかけてほしい。そして、ともにコンサをトップクラスのチームにしていこうと。
次回は、僕の「北海道コンサドーレ札幌サッカー専用スタジアム妄想」を書こう。
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