落ち葉も散り終わりに近づき、🍂
地主さんの広い庭は落ち葉に埋め尽くされた。
と、
“小作仕事” の依頼がくる。
「裏の敷地に枯れ枝が落ちてるから、それを拾い集めて。」
機械での草刈りの時に邪魔になる、と言う。
「それが終わったら、庭の落ち葉集め。」
「1時間千円で、よろしくね。」
「千円」を知ってか?知らずか?
夫は敷地の広さに、ゲンナリ。
だいたい今日中に終わるのかよ。
きれいに見えるまでやるのは、大変なんだよな。
地主さんの前では “いい顔” してるが、
お怒りモード。
適当にやれば・・・
などという私の声は、聞く耳持たず。
1時間過ぎに地主さんが見にきて、
「もういいよ。後は私が少しづつやるから。」
と言って、2千円を渡してくれた。
ちゃんと二人分2千円くれたよ。
夫に言うと、
じゃあ、きれいにしてあげなくっちゃな。
と、その後2時間も掃除をしていた。
地主さんは、
左腕がちょっと不自由になって、
力仕事が出来なくなっている。
夫もそれが分かって、進んで手伝いを申し出ている。
が、
頼まれるといつも、機嫌が悪くなる。
『頼まれる』というより『指示される』と感じるのだろう。
「もう時間が過ぎているから、やめてもらっていいよ。」
様子を見にきた地主さんの声も聞かず、
せっせと掃除を続ける夫。
趣味の様なものですから。
性格的に中途半端ができない、夫。
夫もスッキリし、
地主さんも助かり、
私は小遣いをもらい、
これが『三方全て良し』って言うのか?