一昨日、昨日と続けてEテレで「遠藤周作没後25年 遺作『深い河』をたどる」の前編・後編を見た。
不思議と両日とも何気なく入れたテレビで放送していた。
前編は途中から見たが時折挟まれるこの小説の朗読に引き込まれてしまった。
遠藤周作はキリスト教の信者で、この小説で「日本人にとってのキリスト教」「人間にとっての宗教とは何か」 を書いたとのこと。
主人公「大津」のモデルとなったカトリック司祭が良寛の『裏を見せ 表を見せて 散るもみじ』 の句が大好きだったとの解説が印象的だった。
私が通った接心にキリスト教の神父さん(外国の方)が毎回参加して熱心に坐禅をされていたのを思い出した。
昨日の午後に蔦屋書店に行って、この本を探してみると文庫本が1冊だけ見つけたので買ってきた。その本はビニールでシールされて立ち読みができないようになっていた。

昔は遠藤周作の狐狸庵先生 ユーモアエッセイをよく読んだが、小説は読んだことが無かったので、この「深い河」が初めてである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます