今回は久しぶりに野鳥の話題に触れてみます。
タイトルは「ヒスイ」ですが別の呼び方があって今回は「カワセミ」と読みます。
カワセミを筆者が知ったのは中学生のころ、カメラのCMに出てきたときでした。初めて見たときはそのプロポーションと色彩の美しさに惹かれたものの、澄んだ清流に住む鳥と紹介されていて自分にはまず縁がないものと思っていました。
しかし、最近では河川の環境が改善されたこととカワセミ自身の適応力もあったのか、都市部の河川でも生息するようになり、去年はNHKの動物番組でも紹介され話題になりました。
筆者がそんなカワセミを地元の川で初めて見たのが4年前の冬でした。そこからカワセミを追いかけはじめたのですが、生息ポイントがはっきりしているので、求愛給餌、交尾、幼鳥の巣立ち、縄張り争い、捕食など様々な活動を観察できることから野鳥観察の楽しさを体験することとなりました。実際にカワセミをきっかけに野鳥観察にはまった人も結構いるのではないでしょうか。
これまで天文を中心としていた筆者のスコープライフもカワセミたちのおかげでいろいろ広がってきたように感じており、今後の製品開発にも生かせるようにしたいと思います。(kon)
画像1:カワセミ(メス) ※くちばしの下部が赤いので雌雄はわかりやすい
画像2:カワセミ(幼鳥)の飛翔
画像3:カワセミ(幼鳥)への給餌 ※幼鳥はくちばしが短く、色も成鳥よりくすんでいる
画像4:巣立ったカワセミ幼鳥たち