昇交点

五藤テレスコープ的天文夜話

超新星 SN2016isl

2016-12-12 11:12:43 | 天体観測





五藤光学研究所 嶋 邦博さんがおうし座方向の銀河CGCG 466-003で5個目の超新星を発見しました。発見は2016年12月6.671日(世界時)、五藤光学研究所 八ヶ岳観測所の45cmカセグレン式望遠鏡に0.33倍レデューサーを装着、冷却CCDカメラを使って3.1億光年かなたの銀河内での星の大爆発をとらえることに成功しました。


発見後しばらくして、Padova-Asiago Supernova グループによる分光観測の結果、特殊なIa型超新星という報告が上がり、SN2016islという番号がつきました。
 
嶋さんの超新星発見は、2015年11月、うしかい座方向の銀河NGC5772に発見したことに続き通算で5回目となります。新月期中心の限られた時間の中にも関わらず精力的に捜索を続け、2年続けての発見となりました。 

嶋さん、5個目の発見おめでとうございます。 (kon) 

画像上:発見時の画像(嶋邦博氏提供)
画像下:筆者が撮影した画像 12月7日 23時12分撮影