MX-HD赤道儀を使い、はやぶさ2を追尾・撮影した画像の処理をしていたところ、淡いながらも回収されたカプセルが写っていることを確認できました。
上の画像はカプセルを基準に合成したもので、データは下記を参照ください。
撮影日時 : 2020年 12月6日 0時25分18秒~0時37分07秒まで
露出時間 : 各4秒 ×200枚
赤 道 儀 : MX-HD赤道儀 (ソフトウェアTrackCraftによる追尾)
鏡 筒 : SHARPSTAR 2032PNT 口径20cm焦点距離640mm アストロカメラ
カ メ ラ : ZWO ASI6200MM モノクロCMOSカメラ
撮影場所 : 五藤光学研究所(東京都府中市)
備 考 : 25枚ごとにhayabusa2基準でコンポジットし、カプセルの移動を確認後、
カプセル基準でコンポジット
簡易ながらカプセルの等級を測定したところ17.4等星
下の画像は10分間分の撮影画像をアニメーションgifにしたものです。
はやぶさ2のカプセルは大型望遠鏡がある公開天文台などでとらえた事例がありますが、MX-HD用追尾ソフトウェア「TrackCraft」を活用することで口径20cmの望遠鏡でもとらえることができました。
さて、2020年はコロナ禍につきると思いますが、そのような中でもネオワイズ彗星・部分日食・火星接近・はやぶさ2・木星と土星の接近といったように天文の話題は多かったように感じました。2021年も天文イベントはいろいろありますので引き続き楽しめるように願ってやみません。
それでは良い年をお迎えください。
サポートソフトウェア「TrackCraft」
http://gototelesco.co.jp/mxhd_soft_trackcraft.html
はやぶさ2 おかえり!2020 共同観測キャンペーン
http://planetary.jp/Haya2-Special/projects/hayabusa2-serv.html
MX-HD赤道儀
http://gototelesco.co.jp/mxhd.html
五藤光学研究所 はやぶさ2観測 トピックス
https://www.goto.co.jp/news/20201207/