先日ですが、彗星捜索で活躍されている藤川さんと岩本さんが新彗星を発見し、マックホルツ・藤川・岩本彗星と命名されたことはご存知の方も多いかと思います。光度としては明るいわけではありませんが、5年ぶりの日本人発見彗星ということで筆者も15日の明け方自宅から撮影してみました。高度も低く、光害の中ですが画像のような姿を何とかとらえることができました。
そんな新彗星発見に湧く中、17日土曜・18日日曜は国立天文台で新天体捜索者会議があり参加してきました。この会議は彗星・新星・超新星・小惑星捜索者と研究者対象の会合で今回で2回目とはじまったばかりですが、多くの方が参加し、各種発表や情報交換などがおこなわれました。この中で筆者は天体スペクトル観測キットを展示とデモをさせていただきました。テーマは新天体ということもありましたので、アイソン彗星、いるか座新星、M82銀河の超新星スペクトルの作例を交えてに紹介したところ多くの方に関心を持っていただきました。
新天体捜索や観測においてスペクトル観測は欠かせないものとなっています。弊社のスペクトル観測キットはその入門モデルになるものですが、近い銀河の超新星であればⅠ型・Ⅱ型の判別、新星は時間経過に伴うスペクトル変化、増光天体が新星なのか矮新星なのかの判定には使えるという話もありましたので、このような新天体の捜索や観測活動に少しでもお役に立てればと思っています。(kon)
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