音と人のコラボな生活 

チャキチャキマダムの半径4キロ,
時々遠出の山陰ローカルライフ

竹澤恭子&アンヌ・ケフェレック

2011-07-01 | 音楽


<ラフォルジュルネレポート最終編>

竹澤恭子(ヴァイオリン)
アンヌ・ケフェレック(ピアノ)

2011年4月30日 10時開演
びわ湖ホール中ホール



ラフォルジュルネ・オープニングコンサート♪
1曲目はアンヌ・ケフェレックの月光。
昨年ショパンのコンチェルトを聞いたが、今回はピアノソロ。
音の美しさは言うまでもなし、深く厚みのあるベートーベンの月光は、
秘めた熱さと力強く説得力のある演奏で、
まるで物語のように音楽が流れていって、心に染み入る名演。

次に登場するのが、竹澤恭子さん、満面の笑みで、颯爽とステージに現れる。
プログラムは、ベートーヴェンの1番と5番(スプリング)2曲のソナタ。

ベートーベンのバイオリンソナタは全10曲。
今回、1番と5番を選ぶっていうのも面白いなと思ってたが、
演奏を聞いて、納得。

1番の最初のフレーズを聞いて、早くもイチコロ
音じゃなくて、言葉。
竹澤さんの声が聞こえてくる。
ケフェレックさんとの会話は、
品があり、ユーモアを交え、洒落ていて、ふたりの世界に惹きこまれるが、
けっして、ふたりだけの世界ではない。
ちゃんとこちらにも語りかけてくれる。
すべてひっくるめて・・・・感動を超して、驚き

10時スタートと普通より早いわけで、
竹澤さんの名器、グァルネリ<ヴィニアフスキー>が最初眠たげな感じで
だんだんに目覚めて、本来の姿に変化していくのがわかる。
2曲目のスプリングでは、はちきれんばかりに、
キラキラした輝きがあふれ出す。

≪世界のTAKEZAWA≫
噂には聞いていたが、本当に素晴らしいヴァイオリニストで、
かなりの衝撃を受けた。
スケールが大きく
表現が豊かで、
まるでダンサーかオペラ歌手と思わせるような、
からだから音楽が放出されている。
音のキャラクター、いったいどれだけあっただろう。
きっと、次回聞くとしたら、また違った魅力の演奏を聞かせてくれそう。

800人収容のびわ湖ホールは響きもよく、内装も雰囲気も落ち着いていてとてもいい。
ホールいっぱいに幸せな音の世界が充満し、心地よい空間に酔いしれる最高のひとときは
今思い返しても、ワクワクする。
演奏終了後は、もちろん、われんばかりの拍手

終了後、急きょ、CD(ブラームスのソナタ)を購入し、
サインをしてもらう。
チャーミングな声と笑顔は、演奏の時とは別人。
素晴らしい演奏だったことを伝え、
「松江でのコンサートも楽しみにしています!」と言って握手。

ラフォルジュルネびわ湖2011で
ダントツよかった、竹澤恭子さんとアンヌ・ケフェレックのコンサート。
私の中では、飛びぬけてナンバー1

この感動の続きは、先週末に聞いたプラバでのリサイタル
江口玲さんとのコンビ、これまた、最高。
どうやら、私はあまりに感動が大きすぎると、すぐにレポート出来ないみたい。
今回のコンサートはなんと2ヶ月前・・・

ラフォルジュルネvol.5↓
http://blog.goo.ne.jp/gouter2008/e/bfb71ed89b5898e780f6135d3e7f0e4f

2011年後半は雨でスタート

~雨とあじさい~
①マイあじさいロード



②うちの裏の川べり


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