音と人のコラボな生活 

チャキチャキマダムの半径4キロ,
時々遠出の山陰ローカルライフ

小林秀雄講演<音楽について>

2012-08-08 | 音楽


1967年<音楽談義>と題して対談されたものを収録したCD2枚組みは
熱い語りと彼が選んだ名演が収められている
小林秀雄節といわせてもらいたい独特の語り口がとてもいい

CD1は<弦楽器を中心に>

1917年から26年に録音された
エルマン
ハイフェッツ
クライスラー
フーベルマン
ヴァイオリン界の巨匠中の巨匠の演奏♪
特に、クライスラーのベートーヴェンの協奏曲2楽章がいい

ロストロポーヴィッチのハイドンのコンチェルト、
明るいこの曲と対照的に
カザルスのベートーヴェンソナタ3番は深い
甲乙つける必要もなし、共に素晴らしい演奏
小林氏のカザルス談話=短いが力強い口調で説得力がある

「聞いたか、SP時代の、カザルス。あれは、君、すごいんだよ。
SP時代のね、ベートーベンのカザルスのチェロ・ソナタというのは、
これは、名品ですよ。」

女流ヴァイオリニスト2人のことも絶賛している
イタリアのジョコンダ・デ・ヴィート(1907-1994)のシャコンヌ
アメリカのエリカ・モリーニ(1904-1995)の悪魔のトリル

恥ずかしながらこの2人については
演奏どころか、名前すら聞いたことがなかった。
エリカ・モリーニの悪魔のトリル、小林氏が言うように<絶品>

「エリカ・モリーニが、タルティーニとか、あの辺を弾いているのが、
これはもう絶品ですね。これだけ弾ける人はないですね。
僕は、そう思います。」

『音楽というものは耳で聴くのじゃない、その人の精神が聴くのです』

貸し出しを延長して
1ヶ月間何度も何度も聞く
小林秀雄先生の熱い語りと貴重な巨匠の名演♪





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日の出

2012-08-08 | 島根


熱帯夜開放
さわやかな風が気持ちいい松江の朝

くにびき大橋の向こうの
くにびきメッセの向こうの
日の出
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