前略
Y先生へ
いつもお世話になっております。
もっちのことで気になることがあり、お手紙書いています。
先日の面談で、Nちゃんに対する態度のことをお聞きして以来、いつも頭のかたすみにおき、もっちに接するようになりました。
そのせい、というわけではないのですが いろいろと気にかかることが出てきて・・・
昨日、熱を出して幼稚園をお休みしたのですが、夜にはすっかり食欲も出てきて熱もさがったので、「明日は幼稚園に行けるね!」と言うと、首を横にふるので、理由を聞くと「AちゃんとKちゃんがもっちのこと 大嫌いって言うから 幼稚園に行きたくない」と言ったのです。
それを聞いて、最初は、「どうしてAちゃんとKちゃんは もっちのことを嫌いなんだろう?」と そのことばかり気になってしまったのですが、とりあえず、もっちには「お友達もきげんのわるいときがあって、そんなふうに言うことがあるかもしれないけど、本当はみんなもっちのこと好きだから! もっちもきげんがわるいとき、もしかしたら、お友達にそうしてるかもしれないよ。 でも、お友達のこと 嫌いじゃないでしょう。」 とか、なんとか (うまく言えない自分が恥ずかしいのですが)言ってきかせ、寝る前にもう一度「幼稚園、楽しみだね」と聞くと「うん」と 言っていたので、なんとかその場はおさまりました。
でも、今日もずっと「どうして、AちゃんとKちゃんは もっちのことが嫌いなんだろう?」と考えていたところ、今度はもっちが こんなことを言ったのです。
幼稚園からの帰り道でのこと。
「Nちゃん、背の順で並ばなくてもいいときでも いつももっちの後ろにいるんだよ」と、とても嫌そうに・・・
「Nちゃんは、もっちのこと好きなんだね。嬉しいね。」と言ったら、 「いやだよ!いつもNちゃんが うしろにいるのは!」と。
もっちのその言葉に 唖然としてしまって、なんと言ってよいやら。 私が泣きたくなってしまいました。
なんとか私なりに、Nちゃんのような優しいお友達がいることの大切さ、ありがたさを話して聞かせたつもりなのですが、どこまで分かってくれたか・・・
うちに帰ってからも 「Nちゃんのことをそんなふうに言うのは、もっちがお友達に大嫌いって言われて悲しいのと同じことなんだよ。」などなど、うまく伝えられたかどうかは分からないのですが、私なりに一生懸命、話したのです。
そんなことがあり、頭の中がこんがらがってしまい、思わず先生に手紙を書いてしまった次第です。
今朝までは、「Aちゃんたちは、どうしてもっちのことが嫌いなのかな?」と そればかり考えていたのが、今は 「もっちは幼稚園で、ものすごく傍若無人なふるまいをしているのか!? お友達に対して、嫌われるような行動をしているのか!?」という不安でいっぱいになってしまいました。
いろいろ考えているうちに、もっちが生後6か月から3歳になるまで暮らしていた秋田での生活のことを 思い出していました。
秋田の社宅では、毎日 こどもたちが公園に集まって、みんなで一緒に遊び回っていました。 (下は赤ちゃんから 上は小学6年生のお兄ちゃん達まで)
もっちもいつもその中で 走り回って遊んでいたのです。
もっちは、女の子とおままごとをするよりも いつも小学生のお兄ちゃんたちの後を追いかけて、犬のように「きゃんきゃん」言いながら、走り回っていました。
本当に楽しそうでした。
でも、3歳の誕生日をむかえるころ、転勤で都内の社宅へ。
それ以来、今にいたるまで ほとんど私とふたりっきりで過ごしてきました。
あのまま秋田にいたら、いろんなお友達と遊ぶなかで、たくさんのことを学んでいただろうに・・・
私とふたりっきりの生活のなかで、学ぶべきことを私がおしえてあげられなかったんだ・・・ 秋田に帰りたい・・・ なんて思ってしまって、涙がとまらなくなるのです。 こんなだめな母なのです。
と、落ち込んでばかりいてはだめなので、前向きに考えていこう(具体的にどうがんばるかを 書けないのが情けないですが)と思います。
園の方でも、また何かありましたら どうぞ包み隠さず(?)私に報告してください。
とりとめのない文章になってしまいましたが・・・
昨日から 考え込んでしまい、つい先生に手紙を。
母親の私が もっと成長しなくてはいけないのは、よく分かっているのですが・・・あ、また弱音をはきそうになってしまいました。
では、16日(金)は幼稚園をお休みしますので、宜しくお願い致します。
長々とすみませんでした。
失礼します。
一挙公開、私が5年前 もっちが幼稚園の年中さんだったときに書いた 担任の先生への手紙です。
この手紙が今日の昼まえに、文具類を納戸のなかでさぐっていたところ、はらりと出てきたのです。
なつかしいやら わらいころげるやら なきそうになるやら
5年前の7月に真剣にこの手紙を先生に宛てて書いたこと 昨日のことのように記憶がよみがえった
もっちも私も いろいろがんばっていたんだなぁ
注記1: 先生に渡したはずの手紙がなぜ私の手元にあるのか?
私は 人に宛てて書いた手紙の下書きを大事にとっておく習性があり・・
誰かに宛てて書いた手紙って、そのときの自分の気持ちが ありのままに綴られているものなのですよねぇ
時々、はらっと思わぬところから出てきて読み返し、「おぉ、このころの私はこんなことを考えていたのか」と思うのは、なかなかに感動的なことだったりします。
思わぬところから はらりと出てくるのは、大事にしまってないってことですね・・(笑)とりあえず捨てないでどこかにしまいこむ習性らしいです(^-^)
注記2:秋田からひっこした先は 吉祥寺の社宅です 井の頭公園つづきの、今では億の値段のマンションが佇んでいる場所に住んでいました
私たちが暮らしていた 昭和40年代ふう(実際、そのころに建てられたものだと思います)の社宅は、跡形もなく、ちょっとだけさみしいのです
Y先生へ
いつもお世話になっております。
もっちのことで気になることがあり、お手紙書いています。
先日の面談で、Nちゃんに対する態度のことをお聞きして以来、いつも頭のかたすみにおき、もっちに接するようになりました。
そのせい、というわけではないのですが いろいろと気にかかることが出てきて・・・
昨日、熱を出して幼稚園をお休みしたのですが、夜にはすっかり食欲も出てきて熱もさがったので、「明日は幼稚園に行けるね!」と言うと、首を横にふるので、理由を聞くと「AちゃんとKちゃんがもっちのこと 大嫌いって言うから 幼稚園に行きたくない」と言ったのです。
それを聞いて、最初は、「どうしてAちゃんとKちゃんは もっちのことを嫌いなんだろう?」と そのことばかり気になってしまったのですが、とりあえず、もっちには「お友達もきげんのわるいときがあって、そんなふうに言うことがあるかもしれないけど、本当はみんなもっちのこと好きだから! もっちもきげんがわるいとき、もしかしたら、お友達にそうしてるかもしれないよ。 でも、お友達のこと 嫌いじゃないでしょう。」 とか、なんとか (うまく言えない自分が恥ずかしいのですが)言ってきかせ、寝る前にもう一度「幼稚園、楽しみだね」と聞くと「うん」と 言っていたので、なんとかその場はおさまりました。
でも、今日もずっと「どうして、AちゃんとKちゃんは もっちのことが嫌いなんだろう?」と考えていたところ、今度はもっちが こんなことを言ったのです。
幼稚園からの帰り道でのこと。
「Nちゃん、背の順で並ばなくてもいいときでも いつももっちの後ろにいるんだよ」と、とても嫌そうに・・・
「Nちゃんは、もっちのこと好きなんだね。嬉しいね。」と言ったら、 「いやだよ!いつもNちゃんが うしろにいるのは!」と。
もっちのその言葉に 唖然としてしまって、なんと言ってよいやら。 私が泣きたくなってしまいました。
なんとか私なりに、Nちゃんのような優しいお友達がいることの大切さ、ありがたさを話して聞かせたつもりなのですが、どこまで分かってくれたか・・・
うちに帰ってからも 「Nちゃんのことをそんなふうに言うのは、もっちがお友達に大嫌いって言われて悲しいのと同じことなんだよ。」などなど、うまく伝えられたかどうかは分からないのですが、私なりに一生懸命、話したのです。
そんなことがあり、頭の中がこんがらがってしまい、思わず先生に手紙を書いてしまった次第です。
今朝までは、「Aちゃんたちは、どうしてもっちのことが嫌いなのかな?」と そればかり考えていたのが、今は 「もっちは幼稚園で、ものすごく傍若無人なふるまいをしているのか!? お友達に対して、嫌われるような行動をしているのか!?」という不安でいっぱいになってしまいました。
いろいろ考えているうちに、もっちが生後6か月から3歳になるまで暮らしていた秋田での生活のことを 思い出していました。
秋田の社宅では、毎日 こどもたちが公園に集まって、みんなで一緒に遊び回っていました。 (下は赤ちゃんから 上は小学6年生のお兄ちゃん達まで)
もっちもいつもその中で 走り回って遊んでいたのです。
もっちは、女の子とおままごとをするよりも いつも小学生のお兄ちゃんたちの後を追いかけて、犬のように「きゃんきゃん」言いながら、走り回っていました。
本当に楽しそうでした。
でも、3歳の誕生日をむかえるころ、転勤で都内の社宅へ。
それ以来、今にいたるまで ほとんど私とふたりっきりで過ごしてきました。
あのまま秋田にいたら、いろんなお友達と遊ぶなかで、たくさんのことを学んでいただろうに・・・
私とふたりっきりの生活のなかで、学ぶべきことを私がおしえてあげられなかったんだ・・・ 秋田に帰りたい・・・ なんて思ってしまって、涙がとまらなくなるのです。 こんなだめな母なのです。
と、落ち込んでばかりいてはだめなので、前向きに考えていこう(具体的にどうがんばるかを 書けないのが情けないですが)と思います。
園の方でも、また何かありましたら どうぞ包み隠さず(?)私に報告してください。
とりとめのない文章になってしまいましたが・・・
昨日から 考え込んでしまい、つい先生に手紙を。
母親の私が もっと成長しなくてはいけないのは、よく分かっているのですが・・・あ、また弱音をはきそうになってしまいました。
では、16日(金)は幼稚園をお休みしますので、宜しくお願い致します。
長々とすみませんでした。
失礼します。
一挙公開、私が5年前 もっちが幼稚園の年中さんだったときに書いた 担任の先生への手紙です。
この手紙が今日の昼まえに、文具類を納戸のなかでさぐっていたところ、はらりと出てきたのです。
なつかしいやら わらいころげるやら なきそうになるやら
5年前の7月に真剣にこの手紙を先生に宛てて書いたこと 昨日のことのように記憶がよみがえった
もっちも私も いろいろがんばっていたんだなぁ
注記1: 先生に渡したはずの手紙がなぜ私の手元にあるのか?
私は 人に宛てて書いた手紙の下書きを大事にとっておく習性があり・・
誰かに宛てて書いた手紙って、そのときの自分の気持ちが ありのままに綴られているものなのですよねぇ
時々、はらっと思わぬところから出てきて読み返し、「おぉ、このころの私はこんなことを考えていたのか」と思うのは、なかなかに感動的なことだったりします。
思わぬところから はらりと出てくるのは、大事にしまってないってことですね・・(笑)とりあえず捨てないでどこかにしまいこむ習性らしいです(^-^)
注記2:秋田からひっこした先は 吉祥寺の社宅です 井の頭公園つづきの、今では億の値段のマンションが佇んでいる場所に住んでいました
私たちが暮らしていた 昭和40年代ふう(実際、そのころに建てられたものだと思います)の社宅は、跡形もなく、ちょっとだけさみしいのです