先に示したように代替療法で成果をあげている「ガン患者学研究所」や「いずみの会」の指導内容では「心」、「食事」の2項目はどちらの会でも重視されている。このように食事を如何に摂るかは腫瘍を抱える人間には極めて重要な要素であるということである。
私も基本的にはこの考え方に同意できるのだが、それでは私が実際に腫瘍の抑制効果を感じることができたときに、どのような食事だったかというと、玄米自然食というような内容ではなかった。
そこで私がどのような食事だったかということを述べておくことが、私の対処方法に興味を持たれた方には参考になると思うので、そのことを簡単に示しておくことにする。
私は若い時代に、先天性の心室中隔欠損症という病気の手術を受けたことがある。実はこのときに血清肝炎になってしまい、心臓手術のあとも病院生活を送り、心臓の手術と合わせて4ヶ月以上の入院生活であった。(その後慢性肝炎にもなっていて、肝臓はこのころからあまりよい状態ではなかった)
この手術の影響と考えているが、それまで心室で漏れて肺に行っていた血液が、体内に回り始め、それまでの血液の30%程度多い血液が流れるようになったため、いくつか身体に変化が生じるようになった。
その一つが、胃酸過多の形で現れるようになった。
白米を食べると、どうしても胃酸過多になり、胃が重苦しくてたまらなくなる。こういう事態になって、実は玄米を食べ始めた。身体によいと聞いていたので、圧力釜を購入して食べ始めたわけであるが、玄米を食べると玄米は皮を持っているので、消化がしにくいということだと思われるが、胃酸過多が収まった。
そのような理由で若い時代から玄米食を食べてきた。およそ20年以上玄米食を続けたと思うのだが、今度は玄米が胃にもたれる症状がでるようになり、受診の結果、慢性胃炎状態であり、胃壁が薄くなっていると告げられた。
これを続けるわけにはいかないと、およそ十数年くらい前だと思うが、玄米を止めて、白米に戻した。そうすると胃の重さが改善されてきた。
このように私には玄米を食べた時代があり、実は現在、また玄米を復活してきている。この理由は、便通の改善をはかりたいということである。ただし3ヶ月程度前からで腫瘍抑制効果を感じはじめたときには白米であった。
ただいまこのように書いてみると、玄米を止めたときがいつなのか定かでない部分があるが、およその検討で言うと、玄米をやめて以降に私の喉の不調や肝臓の不調が出てきた可能性はあるかと感じるところである。そういう意味では玄米を摂り続けていれば、あるいはこれらの不調が防げたかもしれないのだが、私の中では、慢性胃炎を逃れるために玄米を止めて白米にしたという意味で、必然性があったために、あまり関連付けて考えてこなかった。
そういう前歴の後に白米を食べるようになっていた。玄米を食べているときは、それこそ肉や魚は極力摂らず、野菜中心の副食でやってきたと思う。宴会などに出ると食べるものがなく、いつも困っていたことを思い出す。
白米を食べるようになってから、魚を中心とした蛋白質はほぼ毎日のように摂るようになっている。そして野菜が大目の食事であるものの、あれがだめ、これがだめというような制限は設けていない。
ただ牛肉や脂身の多い豚肉などはあまり摂らないし、肉も鶏肉や脂身の少ない豚肉などである。また脂肪分の多い食べ物や、塩分の多い食べ物はあまり摂っていない。
野菜以外に、キノコ類や海藻類も比較的多くとっているのではないかと感じている。夕食には必ず味噌汁がつくが、野菜たっぷりのもので、豆腐が必ず入っていたり、味噌も塩分の少ないものが使われている。このあたりは家内に任せている。
朝はパン食にしていて、これに野菜の大目の味噌汁とヨーグルト、果物などを摂っている。
そして昼は食べないが、「こんな療養施設はいかがでしょうか」に述べたように、カロリーメイトなどを軽く摂ることもある。そしてこれは最近始めたことだが活性水素水を現在はそのままで飲んでいる。それまでは緑茶をステンレスボトルに入れていき、飲んでいた。
水分摂取量は比較的多いはずである。
このように書いてみると、特別なことはしていないということがお分かりだと思う。先にも示したように、玄米食は続けたほうがよかったかと今は考えている。ただどうしてもよく噛まないと、消化不良気味になり、それが慢性胃炎になった可能性があると思うわけだが、20年間食べ続けても大丈夫だったのにそのとき胃炎になったのは、胃はストレスによって影響を受けやすい臓器であるので、あるいはそのことの影響だった可能性はある。
いま皆さんに問われたら、できたら玄米を始められることを勧める。やはりバランスのよい栄養が含まれていることは間違いないことだし、ご飯をあまり食べ過ぎることも防げる、便通がよくなるというような点もある。ただよく噛んで食べることが必要であることは間違いない。
私も基本的にはこの考え方に同意できるのだが、それでは私が実際に腫瘍の抑制効果を感じることができたときに、どのような食事だったかというと、玄米自然食というような内容ではなかった。
そこで私がどのような食事だったかということを述べておくことが、私の対処方法に興味を持たれた方には参考になると思うので、そのことを簡単に示しておくことにする。
私は若い時代に、先天性の心室中隔欠損症という病気の手術を受けたことがある。実はこのときに血清肝炎になってしまい、心臓手術のあとも病院生活を送り、心臓の手術と合わせて4ヶ月以上の入院生活であった。(その後慢性肝炎にもなっていて、肝臓はこのころからあまりよい状態ではなかった)
この手術の影響と考えているが、それまで心室で漏れて肺に行っていた血液が、体内に回り始め、それまでの血液の30%程度多い血液が流れるようになったため、いくつか身体に変化が生じるようになった。
その一つが、胃酸過多の形で現れるようになった。
白米を食べると、どうしても胃酸過多になり、胃が重苦しくてたまらなくなる。こういう事態になって、実は玄米を食べ始めた。身体によいと聞いていたので、圧力釜を購入して食べ始めたわけであるが、玄米を食べると玄米は皮を持っているので、消化がしにくいということだと思われるが、胃酸過多が収まった。
そのような理由で若い時代から玄米食を食べてきた。およそ20年以上玄米食を続けたと思うのだが、今度は玄米が胃にもたれる症状がでるようになり、受診の結果、慢性胃炎状態であり、胃壁が薄くなっていると告げられた。
これを続けるわけにはいかないと、およそ十数年くらい前だと思うが、玄米を止めて、白米に戻した。そうすると胃の重さが改善されてきた。
このように私には玄米を食べた時代があり、実は現在、また玄米を復活してきている。この理由は、便通の改善をはかりたいということである。ただし3ヶ月程度前からで腫瘍抑制効果を感じはじめたときには白米であった。
ただいまこのように書いてみると、玄米を止めたときがいつなのか定かでない部分があるが、およその検討で言うと、玄米をやめて以降に私の喉の不調や肝臓の不調が出てきた可能性はあるかと感じるところである。そういう意味では玄米を摂り続けていれば、あるいはこれらの不調が防げたかもしれないのだが、私の中では、慢性胃炎を逃れるために玄米を止めて白米にしたという意味で、必然性があったために、あまり関連付けて考えてこなかった。
そういう前歴の後に白米を食べるようになっていた。玄米を食べているときは、それこそ肉や魚は極力摂らず、野菜中心の副食でやってきたと思う。宴会などに出ると食べるものがなく、いつも困っていたことを思い出す。
白米を食べるようになってから、魚を中心とした蛋白質はほぼ毎日のように摂るようになっている。そして野菜が大目の食事であるものの、あれがだめ、これがだめというような制限は設けていない。
ただ牛肉や脂身の多い豚肉などはあまり摂らないし、肉も鶏肉や脂身の少ない豚肉などである。また脂肪分の多い食べ物や、塩分の多い食べ物はあまり摂っていない。
野菜以外に、キノコ類や海藻類も比較的多くとっているのではないかと感じている。夕食には必ず味噌汁がつくが、野菜たっぷりのもので、豆腐が必ず入っていたり、味噌も塩分の少ないものが使われている。このあたりは家内に任せている。
朝はパン食にしていて、これに野菜の大目の味噌汁とヨーグルト、果物などを摂っている。
そして昼は食べないが、「こんな療養施設はいかがでしょうか」に述べたように、カロリーメイトなどを軽く摂ることもある。そしてこれは最近始めたことだが活性水素水を現在はそのままで飲んでいる。それまでは緑茶をステンレスボトルに入れていき、飲んでいた。
水分摂取量は比較的多いはずである。
このように書いてみると、特別なことはしていないということがお分かりだと思う。先にも示したように、玄米食は続けたほうがよかったかと今は考えている。ただどうしてもよく噛まないと、消化不良気味になり、それが慢性胃炎になった可能性があると思うわけだが、20年間食べ続けても大丈夫だったのにそのとき胃炎になったのは、胃はストレスによって影響を受けやすい臓器であるので、あるいはそのことの影響だった可能性はある。
いま皆さんに問われたら、できたら玄米を始められることを勧める。やはりバランスのよい栄養が含まれていることは間違いないことだし、ご飯をあまり食べ過ぎることも防げる、便通がよくなるというような点もある。ただよく噛んで食べることが必要であることは間違いない。