おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- 中国政府系企業の社債デフォルトが増えていますが、昨日の上海総合指数は+36の3414。中国当局による「デフォルトを増やさないために管理監督していく」「信用危機回避へ監督強化」といった発言を受けての、買い安心感が広がった、という終値でした。
10年前は国有企業がメイン(支配的)で、私有性企業は「国有企業がやらないことをやる」といった補完的なポジションだったのですが、現在は 私有性企業=民間企業(アリババ・テンセントetc. ) が重要なインフラを担うようになり、実質的な”民間主導”となっている実態の今の中国(それゆえの、習近平によるこの間のアント上場潰し。政府のジレンマの表れ)。
これからはデータが主役となってくるので、中国版GAFAMが伸びてくると見られています(科創板)(中国版GAFAM ①バイドゥ:中国検索エンジンの最大手 ②アリババ:IT関連のeコマース企業(「政府の政策を支持」と表明した) ③テンセント:インターネットサービス ④ファーウェイ:総合家電メーカー )。
今日、中国の王外相が来日しますが、①経済協力、②領土問題の緩和、③中国包囲網を解きほぐすため、の来日と見られています。
- 直近の中国は、大企業(紫光集団)すらデフォルトの問題が表面化し(1兆3000億円の償還額に対し、紫光集団は8500億円分の現金プールしか持っていなかった)、独BMWと合併を組んでいた企業までもが相次いでデフォルト(中には起債後3週間でデフォルトした確信犯的な企業も)。コロナ後の早すぎた利上げ、”緊縮財政”が引き起こしたこれらの結果だと見られていますが。中国は来年重要な年を迎える為(①中共100周年、②習近平3期目(⇐景気刺激策をドーンとやる習わしがある。しかし、緊縮財政をやって国有企業のデフォルト増な今。⇒&民間企業が景気刺激策をしてくれる⇒政府のジレンマがある。故に、来年の中国は不透明))。
- 今日のNYは、英アストラゼネカのワクチンの有効性&次期財務長官候補に元FRB議長イエレンさん(金融緩和に積極的)、という材料でダウは上昇していましたが。
ただ、アストラゼネカのワクチン暫定結果については、疑問の声が上がっているようで(ブルームバーグベース。安全性に懐疑的、として)、アストラゼネカの株価はロンドンとNYで下落しています。
イエレンさんは、議会共和党とも上手にコミュニケーションを取れる方なので安心が広がっています。ただ、銀行の規制改革に着手すると見られているので、銀行株の行方、景気敏感株に注意(しかし、今日は銀行株etc. 景気敏感株は上昇。モーサテでNY.ホリコさんは「ナスダックは今の2倍になる」と、強気)
…今日のNYは、
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- アストラゼネカのコロナワクチンの有効性
- ファイザーのコロナワクチンに対し、FDA(食品医薬品局)が緊急使用許可を出した事
- イエレン氏の財務長官就任報道
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⇒で、安全資産の円が売られ、また、週末の感謝祭休日に向けてのドル買戻しも入り。マーケットに「フレンドリー」と受け止められたイエレンさん。今の超々低金利が続くなら、引き続きグロース株が有利、とモーサテでNYのホリコさんは仰っていました。ただ、FRBの未使用4500億ドルをトランプ政権に返金することになったFRBは、ほとんどの追加支援を「12月末で期限切れ」とさせました。残り2ヵ月で、トランプはこの4500億ドルを何に使うのか?イラン(イスラエル:ネタニヤフ首相、サウジ:ムハンマド皇太子、ポンペイオ国務長官の極秘3者会談がサウジでありました)?台湾?
…JPモルガンチェース銀行は、日米10年国債金利差について、
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- 金利差拡大⇒ドル高(円安)
- 金利差縮小⇒ドル安(円高)
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⇒故に今週末は米感謝祭で円高方向へと。と見ていました。
⇒※米超長期金利(30.40国債)は来月の米雇用統計までは入札需要は無いだろうとも。故に、債券が売られてのドル売りへと。
しかし、米の来年1Qはマイナス成長と見ているJPモルガンチェース銀行でした。⇒故に、予想以上のドル円の大幅下落になると見ている、とも。
よろしくお願いいたします。