おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- ビットコインの時価総額が過去最大となった今朝。日本円で約33兆円。
…2017年時の最高時価総額は、日本円で約30兆円だったとのこと。(少し前なら不動産や絵画etc. が金余りの矛先だったのに)余剰資金は暗号資産へと向かっている現況。とにかく「お金を手早く増やしたい」という動きの表れ、とも。足が速い短期資金。
しかし、銀行預金も増えている今(コロナ給付金⇒マーケットで増やしている&外出自粛で貯まる一方)。⇒今後、銀行の預金の増加率に注目(ただし、銀行決算時には注意)。
日銀も、地銀に当座預金口座へのタームプレミアムをつけるetc. 支援策を強化している今(NYでは今日も銀行株が上昇)。
…昨日の日経平均は1991年5月以来、29年ぶりの終値ベースで26000円台乗せでしたが(22年下げ続け、8年かけてのジリ高だったのが、ここ3週間で)。
マーケットのピッチが速すぎることよりも、SBG:孫さんがMBOに言及しなかった事(最悪期に備え8.3兆円確保した、と言うが。⇐自社株買い、GAFA投資に充てるとして)、農林中金etc. 日本を代表するヘッジファンド複数が揃って日清製粉グループ本社に投資する、というニュース、この2つの方が気にかかりました。何かがきっかけで急落するか、世界中が虎視眈々と見ている今なので。小さいニュースこそ見落とさぬよう。
今のマーケットは、①ワクチンの最終承認待ち、②過去最大額の、FRBによる資金供給、それによる金利上昇。金利の影響が大きい金融相場となってしまっている今。⇐この2つが今のマーケットの材料となっています。特に金利は「良い金利上昇」「悪い金利上昇」 or 「リスクオンでの円安」「リスクオンでの強い$」等々、日替わり定食並みに見方・地合いが変わる今なので。
上記のリスクに+αで、①コロナ再拡大での行動規制による個人消費⇓、②大統領選未決着での政治的混乱を見据えた上での「これからの米クリスマス商戦は厳しい」(オンライン購入は⇑と見るが)と見る向き多勢。混沌としている今。
マーケット・リスク・アドバイザリーのアナリストの方は、①景気本格化か。②”コロナ終息”の始まりか。③ネガティブな「終わりの始まり」(コロナバブルの崩壊)か。どれか分からない、と。
…そして、少し懸念材料として、中国の半導体企業「紫光集団」の私募債が債務不履行になった、というニュース。債務者との間では「8割を支払う」という内容で合意していたそう。私募債の50%が、1年以内に還元しなければならない「CP(コマーシャルペーパー)」だったとも。しかし、社債返還が遅れても、「破綻はしない」という法律がある中国。よって紫光集団も破綻は免れると見られているが、半導体国有企業の紫光、研究開発に今後もますますお金がかかると見られているので⇒故に、中国政府への影響も必至、とも見られています。ファーウェイも「政府系企業へ若者向けスマホ事業の一部を売却」というニュースがありましたが、これは、落ち着いたらファーウェイがまた買い戻すと見られています。質屋的な。
…アマゾンドットコムが「アマゾン・ファーマシー」を開始、というニュースもありました。⇒ドラッグストア株が急落でした。
「アマゾン・ファーマシー」は、①18歳以上のみ、②アプリ・webから買える、③アマゾン・ファーマシー内の薬剤師に相談してから買う、④割引あり、という特徴。ポイントは「ビルパック」というシステム。薬の配送に+αで、1回分ずつに小分け包装してくれるサービスがあるのだそう。
…為替は、米シカゴでコロナによる規制が厳しくなったことが嫌気されての、今日はリスクオフ円買いのNYでしたが。それでも、米マーケットでは楽観論が広がっている、増加していると東海東京証券アメリカの武井さんは仰っていました。
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- 上院の追加経済対策の見通しが立っていない
- トランプ法廷闘争etc. での、バイデン政権出遅れの懸念
等、不透明なのですが、それでも巣ごもり銘柄⇒景気回復期待銘柄(旅行・航空etc. )へと急伸シフトな先週今週で、「マーケットに明るさが感じられる」と仰っていました。
「強いドル売り圧力」な最近。FRBによるヘリコプターマネーでのドルの余剰感が半端なく、&ワクチン前進材料で、更に世界同時株高な今。故に、安全資産のドルが売られている&バイデン大統領となった時の財政赤字懸念①大規模財政出動、②国債増発、⇒故に、FRBによる国債買い入れ(買いオペ)⇒故に、更なるドル余り(FRB:マーケットではドルで市中国債を買うので)⇒故に、円高へと⇒故に、日本株安へと。
…バイデン次期政権に、ハイテク大手のCEO or トップが入閣(?)する見通しだというニュース。
GAFAと米議会は今、緊張関係にありますが。しかし、ロビー活動では「民主党とシリコンバレーは実は近い」とも。GAFAトップから誰かが政権に入ると見られている(Google最高経営者の可能性が高い、と。政権に技術提供するとも見られています(⇐全部中国に行きそうだが))。しかし、米国民からは「富の独り占め」と批判が更に高まると見られている。
よろしくお願いいたします。