今回はジャンク品のNゲージを数両頂いた中の一つ、トミックスのED76-1000(旧製品)をいじってみます。
頂いた時点でパンタと中間台車紛失と言う状態でしたので、手元にあったパーツ等を使い取り合えず形にしました。
パンタはPS101を載せてなんちゃって0番代に、中間台車はKATOのDD51用が似ていたので中心ピンをプラ丸棒から自作して取り付けました。
中間台車を取り付けて試運転した所、なぜかショートして走りませんでした。
原因は中間台車の車輪の内側に生えていた車輪製作時のバリで、車軸に僅かに触れていた為ショートしていたようです。
取り合えず形にしてからしばらくクリーニングカー牽引等に使っていたのですが、最近になって不調気味になりましたので分解して修理する事にします。
具体的には、S字カーブ通過時など台車の向きが比較的大きく変わる部分でのギクシャクした走行状態です。
ギクシャクした走りには色々な原因が考えられますが、今回疑ったのは画像のパーツの赤丸内の部分です。
この部品の名前が良く分からないのですが、スプリングウォームのカバーと言いますか、覆っている部分です。
この部品の中央部が長期の使用によって削られて凹んでいます。
角度を変えて。
矢印の先のところが凹んでいるのが分かります。
台車首振り時、台車側にある突起がこの凹みに落ち込む事によってウォームスプリングと台車側ギヤの距離が変わり、
速度の変化や酷い時には一瞬止まってしまう状態になると思われます。
という事でこの凹みを補修してみましょう。
まず軟質プラ用の瞬間接着剤を凹みに盛り付けます。
硬化したらヤスリで削り、平滑に仕上げます。
ダイキャストブロックに組み込んで様子を見ましょう。
パーツ内部に若干削り残しがありますが、ウォームスプリングや台車の動きには影響が無い程度なのでこのままにしてあります。
各部にグリスを塗り元通り組み上げたら試運転です。
前進後進共に30~40分程走らせてみましたが、以前のようなギクシャクした走りがなくなりました。
補修成功のようですが、どの程度の耐久性があるのかは疑問です。
再び凹みが出来たらまた補修する事になるでしょう・・・。
以上!
※この加工は全ての動力ユニットにおいて有効であるとは限りません。
今年は、カツミの165系のその後がずっと気になっていて、完了後もほぼ毎日訪問していました。
ハンバーガー列車や壁の落書きなど、G’Sさんならではの楽しい製作もたくさん見させていただき、ありがとうございました。
もうまもなく2014年も終わろうとしていますが、来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
突然ブログ更新が一ヶ月近く途絶えたりする事もありますが、模型趣味は続いているので温かく見守ってくださいませ。
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