先日発売された鉄道コレクション第20弾ですが、今回も中々興味深い形式が多いですね。
G'S的にはこのクモハ123-1が一番人気です。
それでは早速いじってみましょう。
さて、クモユニ147やクモヤ145はスカートが無いので難なくカプラー交換が出来ると思うのですが、
クモニ143やクモユニ143等はスカートを生かしつつ連結可能なカプラーに交換するのはちょっと工夫が必要なようです。
まず初めに動力ユニットを組み込んで見ましょう。
指定のTM-14を取り付けます。
問題、という程ではありませんが運転室の仕切りが、曲線通過時に動力台車の一部に当たりそうな気配がします。
この辺りは製品毎の個体差がありそうですね。
あらかじめ当たりそうな部分を削って置くと不安が解消されるかと。
動力ユニットにはスペーサー(S)を取り付けました。
スカートを動力ユニットへ移植しましょう。
この部分はスカート・胴受け・ダミーカプラーの3点で構成されています。
スカートを脱ぎ捨ててお手軽に台車マウントカプラーのパーツを取り付けても良いのですが、
格好良いスカートとジャンパ栓受を生かしたいので、連結器をボディマウント化します。
準備したのはKATOの機関車に付属する交換用のボディマウントアーノルドカプラーです。
カプラー取付には元から付いていた胴受けを利用します。
今回は大きな違いはありませんが2種類の加工法を試して見ます。
まず最初の加工法は、画像の通り胴受けのディティールを失わないように内部を彫り込んで行く方法です。
彫り込んだ胴受けパーツに、柄を薄く削ったボディマウントアーノルドカプラーを挿し、1mm径のプラ丸棒で保持しています。
プラ丸棒を中心に連結器が首を振る訳ですね。
車体を被せてみます。
他車と比べると僅かに連結器が高いのですが恐らく問題ない範囲でしょう。
2点目の加工方法は若干ワイルドで、ボディマウントアーノルドカプラーの可動範囲を完全に除去する方法です。
胴受けの下端が無くなりますが、加工は最初の方法より簡単です。
ボディマウントアーノルドカプラーを挿し、1mm径のプラ丸棒で保持する所は最初の方法と同じです。
他車との連結具合も良好なようです。
連結器が下方に垂れ下がっていますが、牽引したりされたりすると平行に戻るので問題ないかと思います。
見た目的にはちょっと脱力気味ですが・・・。
連結器の首振り角度は画像の通りです。
もっと角度を大きくしたい時は連結器を留めているプラ丸棒の取付位置を変える等工夫が必要かもしれません。
以上、鉄コレ20弾のお手軽アーノルドカプラー取付でした。
※この加工は全ての製品において有効であるとは限りません。