約半年振りにレールクリーニングカー(拭き取り式)を作ります。
今回の種車はグリ完のNo.4381東武10000系未更新車(動力無し)です。
私としては初の動力車とクリーニングカーのセットでの製作です。楽しみですね。
早速始めましょう。
初めにクリーニングカー用のパンタグラフを作ります。
部品構成は前作とほぼ一緒で、真鍮の帯板・丸線・アングル等で組みます。
肘部分の蝶番も前作同様、「KOBAKO COLLECTION」の小箱蝶番13mmを使いました。
所定の寸法に切り出し終えた各部の部品です。
各部品をハンダ付けして行きます。
上昇用のバネを入れ、車体への固定用にM3のボルトを通してパンタの完成です。
車体への組み込みに入ります。
クリーニングカーはクハ12204としました。
車体と床板を分離し加工を始めましょう。
台車の取付ネジ(2ヶ所)を外し、集電板を抜いてからパンタが収まるように床板を切断します。
床板を切断したので集電板も加工します。
集電板は2つに切断後床板の端部から垂直に立ち上げ、天井付近で更に折り曲げて形を作り、前後をリード線で結びました。
また、床板内部に収められていたウェイトは使用せず、鉛の板オモリを適宜配置しました。
床板の固定ですが、運転席側の床板は問題なく取り付けられたのですが、
短い方の床板の取り付けについては、車端部に三角形のプラ板を追加し元の取り付け爪と共に床板を固定する方法としました。
屋根に開けた丸穴にパンタの取り付けボルトを通してパンタを固定します。
開けた丸穴の位置がちょうどクーラーの位置だったのが良かったようです。
今回は取り付けボルトがクーラーに隠れて見栄えが若干よろしいようで・・・。
拭き取りパッドも忘れずに作りましょう。
カトーのユニトラックR249までなんとか対応しています。
牽引車代用のクモハ123-1で試運転です。自宅試運転線での走行は問題ありませんでした。
クハを利用したクリーニングカーが出来上がりました。
次回はモハ11204に動力ユニットを組み込みます。
続きはこちらへ。
「Nゲージ・GM東武10000型を使ったクリーニングカーの製作(完成)」
砂消しゴムでも綺麗になると思います。
Nや16番の運転会でも時々使用している姿を見かけます。
砂消しゴムを使った後は掃除機等で削りカスを掃除するとなお良いと思います!