約半年振りにレールクリーニングカー(拭き取り式)を作っています。
種車はグリ完のNo.4381東武10000系未更新車(動力無し)です。
前回までにクリーニングカー側の作業が終わっています。
前回の記事はこちら「Nゲージ・GM東武10000型を使ったクリーニングカーの製作(その1)」
今回はモハ11204に動力ユニットを組み込みます。
GM完成品モデルシリーズのNo.4381は動力無しの2両セットです。
用意して頂いたのは鉄コレ動力のTM-08Rです。
TM-08Rを取り付けてみましょう。
鉄コレ動力の車幅は車体内寸より細い為、動力側面にスペーサーを取り付けます。
ぴったりと収まりました。
車体と動力ユニットの固定は、車体内側に新たに取り付けたプラ片を動力側の切欠きにはめこむ方式としました。
前頭部の床下にはTNカプラーを移植しておきます。
さすが鉄コレ動力、全くの無加工で取り付けられました(当たり前)
運転席パーツの下側が動力ユニットに当たる可能性を心配していましたがどうやらクリア出来たようです。
さてその運転席パーツですが、モハ11204のパーツにはライト基板が入っていない為、、前・尾灯が点灯しません。
ただし、導光材と基板代わりのプラパーツが入っていましたので、これらを使って点灯化します。
チップLED(オレンジ・赤)と抵抗を組み合わせて・・・
基板代わりのプラパーツに取り付けました。
運転席パーツに元通り組み込み、導線の先端にスプリングをハンダ付けします。
スプリングは、車体に組み込んだ際に動力ユニットの集電板に触れる位置に合せました。
点灯状態も良好のようですね。
続けましょう。
今度は台車の加工です。
ちょうど良い鉄コレ用台車枠が手元になかったので、元から付いていたGMの台車を加工します。
ニッパーで台車枠のみを切り出して・・・
台車枠裏側の軸受の部分をリューターで深く掘り直します。
鉄コレ動力TM-08Rの軸距よりGM台車の軸距の方が僅かに狭かった為、掘り直す際に外側へ向かって掘りました。
貼り付けてみましたが、軸距の違いは見た目にはあまり違和感が無さそうです。
床下機器は元の床板から丁寧に切り離し、取り付け基部の厚みと奥行きを若干削りゴム系接着剤で貼り付けました。
以上でクハとモハの加工はおしまいです。
2両編成ですっきりとまとまったクリーニングカーになりました。
そして種別幕はもちろん「清掃」です。
鉄コレ動力の小気味良いモーター音を響かせて軽快に拭き掃除をする万型の2コテです。
可愛がってください。
以上!
あとは納品するだけ!
2015.4月末日追記
入線報告を頂きました。
活躍している姿を見せて頂けると嬉しいですね!
おしまい。