今回も知人からの依頼品です。
KTM製でしょうか、Oゲージ(32mm)の貨車2両を24mmに改軌の上クリーニングカー化しました。
いずれも古い製品らしく、素朴な造りとでも言いましょうか目立たず緩い感じが好ましい車両です。
まずは1両目、有蓋車から見てみましょう。
24mm化とクリーニングパッド押付用のパンタグラフ機構の追加以外は手を加えていません。
デティールを追加して再塗装し標記類を追加すれば良い感じになるかも?
クリーニング機構はいつも通り、自作したパンタ機構にパッドを取り付けてレール踏面を拭き取る方式です。
パンタは蝶番を6つ使ったお手軽加工で製作しました。
2両目は通風車でしょうか、向こう側が透けて見える車両です。
こちらも同様に24mm化とパンタの追加以外は行っていません。
軸距が1両目に比べると短い為、パンタはやや小ぶりな物としました。
ちなみにこの車両、一部の車輪の中心がずれているので走行時にヒョコヒョコと小刻みな動きをして面白いです。
最後に32mmから24mmへ改軌するお話です。
単純な話、軸を切り詰めれば良い訳ですが、非絶縁車輪なので両絶もしくは片絶とする必要があります。
そこで画像のようにプラパイプで繋いだ車輪をプラ材で作ったステーで保持して車体へ取り付ける事としました。
図画工作レベルの作でお恥ずかしい限りですが、黒く塗ってしまえば分からないだろうと言う事で・・・。
仮に取り付けた状態を正面から。
狭軌感が感じられるでしょうか?
ちなみに24mm化した際の各部の寸法は下記webサイト様の
・世界のLOCOに魅せられて
上記サイト内の、
・「四季島」製作-1
上記ページ内の中ほどにある「OJゲージ標準規格(案)(車輪~レール系における各部寸法の基準について)」の寸法を参考にさせて頂きました。
この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。
以上!
サグラダファミリアのペーパー工作など、多岐にわたってのご趣味、うらやましく思います。
埼玉、上尾には私と同じOゲージ模型を作っている仲間もいて、年4回ほど開催するO,OJゲージの運転会(自由参加制の「横浜模型鉄道倶楽部」)にも毎回参加しています。
横浜(田園都市線 あざみ野下車)会場で埼玉からは遠いかも知れませんが、覗きにお越しいただければ嬉しいです。
詳しくは小生HP「世界のLOCOに魅せられて」で検索願います。参考ですが、現在販売中の「鉄道模型趣味」2019年1月号に小生の作品も掲載されています。
大変興味深い作品と製作過程をいつも覗かせて頂いています。
運転会も機会がありましたら是非ともお邪魔させて頂きます!