今回はこのいかにも落石がありそうな線路に落石避け(ロックシェッドとも言うのでしょうか)を作ります。
施工部分は曲線ですので、工作用紙で型紙を作りそれを元に製作していきます。
用意したのは例によってフレキから引き抜いたレールです。
これで古レールや鉄骨を使った落石避けを作りましょう。
以前作った某駅の屋根と同じ要領です。
部品の製作に入ります。
所定の寸法に切り出したレールを万力でくわえてヤットコで曲げました。
実物の落石避けに比べてかなり簡略化した構造にした為、用意した古レール製部品は画像の3種12組のみです。
型紙から柱のピッチを土台となる洋白帯板に写し取り、先ほど曲げ加工したレールをハンダ付けして行きます。
この時点では各々のレールは一点でしか接着されていない為、取り扱いが非常に怖いです。
土台となる洋白帯板の上方に更に帯板をハンダ付けしました。
これで若干ですが全体の強度が増してきました。
天井付近に更にもう一本帯板を追加し、何箇所かに真鍮丸線の補強を×型に取り付けました。
段々それらしくなってきましたね。
落石避けは曲線に設置するので、型紙のカーブに合せて固定し真鍮線をハンダ付して曲がりを維持させます。
カーブのIN側になる部分の柱をハンダ付します。
真鍮帯板を3本横に通してハンダ付けをしました。
こちら側の×型の補強は入り口側のこの目立つ一箇所のみに取り付けました。
落石避けの骨格が出来上がりました。
天井の製作と塗装もやりたい所ですが、レイアウトの進行に合わせて行う予定の為ここで一応の完成とします。
レイアウトに設置してみました。
気持ち良くカーブに合っていて一安心です。
落石避けの奥に見えるトンネルポータルが良い感じですね。
車両を置いて見ましょう。
電化区間にする予定なので天井までの高さが結構高いです。
架線支持物を天井付近に取り付けると覗き込んだ時にかっこいいかもしれません。
2015.3.20追記
塗装とウエザリングをしてみました。
水性アクリル塗料とアクリル絵の具数色を使い、天板にはライケン等で草や土を再現してみました。
周囲の崖と馴染んでいるでしょうか?
内部はこのようになっています。
もうちょっと色々配置して情報量を増やしたいですね。
過ぎ去っていく列車のテールランプがかっこいいですね!
以上。