シルエットカメオで前面の試作をしてから1年経ってしまいましたが、今回は車体の試作をしてみようと思います。
前回の記事はこちら。
「シルエットカメオで久々に遊んでみました(その2)」
こちらが前回作った東武顔です。
よく壊れずに残っていたものです。
では早速シルエットカメオで切り抜いてみましょう。
データは相変わらずGIMPで作成しています。
イラストや図面から1/80の図面を作り、レイヤー毎に外板・内貼り・Hゴム等の線画を描き、BMPで書き出した後に
シルエットスタジオでちまちまとトレースしています。
CADを使えばトレースも一発かつ綺麗に出来るのでしょうが、使い方を覚える気力も無いので使い慣れたGIMPを使っています。
出来上がった側板がこちら。
今回は3ドアの東武3000系列の中でも運転席側の乗務員扉が後退している3070系をモチーフにしています。
窓サッシも綺麗に切り抜けているようです。
Hゴムはカット台紙から剥がす時に幾つか裂けてしまいました。
粘着力が強い部分に細かいパーツが来るように配置してしまったのが原因ですね。
糊を使ってサクッと組んでみました。
連結面も東武って雰囲気が出ていますね~。
前面付近を見てみましょう。
使った紙が漫画用原稿用紙の135kgなので、車体がちょっと薄過ぎる印象です。
客扉なんかは大昔のカツミ103系みたいな薄さです。
外板にはもっと厚手の紙を使った方が良いかも。
連結面です。
連結面の窓サッシだけ2段表現をしてみました。
結構手間がかかるので根性の無い私には車体全体・編成全体に使う事は出来ないですね。
客扉です。
戸当りゴムはボールペンで書きました。
Hゴムと外板がツライチなのでドアは開きませんねこれでは(笑)
やはり外板をもっと厚くしなくては。
3つ並んだ窓に2本ある縦桟は簡易的な表現に留めておきました。
3000系ならば窓上辺にRをつけてやればこの表現で良いのでしょうが、3070系辺りだとちょっと複雑なんですよね。
基本的に温い工作人なので大目に見てやってください。
窓サッシの一番細い部分を測ってみました。
0.4mmくらいでしょうか。
直線カットですとこの辺りがボーダーラインかもしれませんね。
前面付近を床板側から。
前面の折り曲げを維持する補強板も作った方が良さそうですね。
ちょうど手元にあった5×5の角材を車体の補強に使いましたが、かなり過剰な感じです。
4×4か3×3の角材もしくは真鍮製L字アングルを使いたい所です。
連結面側から前方を。
ながーい吊革が揺れる様と釣り掛け音、そして下小代辺りの切通しが車窓に見えて来るようです(妄想)
さてついでにこんな物も試作してみました。
マニ30です。現金輸送車です。
1両で完結するのでたまに自作して遊ぶのならこういうのが良さそうですね。
妻面です。
手持ちのNゲージキットや写真から寸法を決めましたが、結構難しいですねこの顔は。
ステップや雨樋、配管なんかを付けるとまた印象も変わってくるんでしょうねぇ。
トイレ付近です。
窓のユニットサッシも車体と同じ紙を使っていますが、もっと薄くてもいいかも?
荷物扉は流石にこれでは浅すぎますよね。もっと深くせねば・・・。
妻面付近を屋根側から。
妻板の折り曲げを維持する補強板を入れてみました。
これがあると無いとでは前面の強さが結構変わるんですね。勉強になりました。
以上、ペーパークラフト的な1/80車体製作の試作でした。
この試作車体をベースに16番車両の製作を始めてみました。
記事はこちらです。
「16番・紙で作る東武3070系 その1」