イー・アクセス(イー・モバイル)の四半期業績発表の記者会見で、千本会長が、プラチナバンドの獲得を争うソフトバンクにかみついた。「ソフトバンクの記者会見では、あたかもソフトバンクに割当先が決まったかのような発言があり、すでに工事に着手しているとされた。もし割り当てられなかった場合には国に対して損害賠償するとしている。それはまあいいとして、我が社にも言及されていて、イー・モバイルはデータ中心の会社だからいらないだろうと、全く余計な話だ。これは立場を明確にしたい」と話した。
また、NTTドコモが800M/2G/1.5G/1.7GHz帯で合計140MHz幅を、KDDIが800M /2G/1.5GHzにUQコミュニケーションズの2.5GHz帯(WiMAX)を合わせて120MHz幅を、ソフトバンクが2G/1.5GHz帯に加え て、2.5GHz帯でA-XGP、さらに1.9GHz帯でPHSを合わせると104MHz幅を使っている現状が紹介された。
イー・モバイルは、1.7GHz帯の30MHz幅のみである。
実際に計算してみた。
総保有帯域(MHz) | 1回線あたりの帯域(Hz) | 総回線数 | |
ドコモ | 140 | 2.36 | 59,341,700 |
au/ UQ | 120 | 3.44 | 34,896,000 |
ソフトバンク/ ウィルコム | 104 | 3.35 | 31,079,100 |
イー・モバイル | 30 | 8.38 | 3,579,000 |
イー・モバイルは、1回線あたりの帯域に余裕はあるものの、30MHzは少なすぎる。
一方、大手3社の中で1回線あたりの帯域が逼迫しているのはドコモである。
データ通信速度でauが最速であるという調査結果も頷けるところだ。
ソフトバンクは基地局の増強で品質の向上を図れる可能性がまだ残されていると言っていい。
プラチナバンド700/ 900MHzは、イー・モバイルとドコモに割り当てるべきではないか。
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