放言随記

凡人の独り言です。人の役には立ちません。悪しからず。

電子書籍の問題点

2012年04月04日 00時47分29秒 | 意見

電子書籍の問題点として、『読み切ることが難しい』ことが指摘されている。これは電子書籍が乗り越えるべき大きな課題です。


 


紙の現物の書籍であれば、それは『物』であり、人間は、テーブルの上の書籍を見れば、自動的に『読む』ものだと認識される、栞が挟んであれば、「続きを読まなきゃ」と思います。


 


しかし、電子書籍は、タブレットやPC等の端末がなければ読めず、当該書籍は仮想的な存在で、リーダーを起動するか、ウィジェットのようなものでリマインドしないと人間を『読む気』にする力が不足する。電子書籍では読むべき書籍が見えないのです。


 


紙の書籍はアフォーダンスが強く。電子書籍は弱いと言い換える事も出来るかもしれません。


 


電子書籍は結局デジタルデバイドを起こしてしまうのです。


元々読書好きの人は、電子書籍の利便性をストレートに受け止め、更に読書にいそしむ事になり、そうでなければ、書籍を読まなくなってしまう可能性があります。


 


世の中は、目的意識の高い人は更に能力を発揮し、そうでない人はどんどん自堕落になってしまうのです。



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