YASUKOの人生珍道中

2006年秋、新しく始まるYASUKOの人生はブリスベン!この先どうなることやら…珍道中

帚木蓬生

2013-11-12 09:51:53 | Weblog
『風花病棟』

やっぱりこの人の作品は好き!
心が落ち着きます。

そして内容が私たち年代に人たちが直面している『老い』そして『旅立ち』について、
気持ちよく考えさせてれると思います。


『患者を診察室に呼び入れる前に、待合室での様子を除いて見る癖は、もうその時にはついていた。
研修医のころ、指導医に口すっぱく教えられたことだ。
柱の陰や後ろの方の椅子に座っていれば対人緊張の傾向があり、手前の方であれば受診動機も強く、緊急性が高い可能性がある。
夫婦や親子で離れて座っていれば、その距離がそのまま家庭内の心理的距離をあらわしている、という具合だ』

『医師が処方する最良の薬は自分自身である』

『精神科医を育てるのはなんといっても患者だ』

『きみたち、何が効くったって、処方の中で一番効くのは“希望”だよ』

『迷惑かけられた方はいつまでも覚えている。
こっちは忘れていても、向こうの信用を取り戻すには年月がかかる』


『先生、患者から逃げんで、踏みとどまって、ちゃんと見届けてください』

『“患者こそが教科書”
医師は患者によって病の何たるかを教えられるのではなく、人生の生き方を教えられるのである。
良医は患者の生き様によって養成されるのだ』


ね、こんなお医者様って素敵 

私、こういうお医者様、一人知ってる。
…二ム氏の先生