YASUKOの人生珍道中

2006年秋、新しく始まるYASUKOの人生はブリスベン!この先どうなることやら…珍道中

遥かなるメリークリスマス

2024-12-25 14:32:00 | Weblog
さだまさしの曲 🎶
恥ずかしながら私は、
めちゃくちゃファンなのに、
この曲知らなかった 😅







久しぶりにゆっくりできている今
スポットファイでこの曲をさがして
何度も聴きながら
編み物をしています 🎶

この本ができるまでの経緯をさだまさしが
👇こう書いているのだそうです

毎年この季節になると思い出す人がいる。講談社の編集者の故・山影好克君だ。
彼は2004年10月半ば、福島でのコンサートの楽屋に突然現れ、僕の「遙かなるクリスマス」という歌を絵本にしたい、といった。歌詞と写真で構成するから負担はかけない。時間はないが、クリスマスまでには作りたい、と熱く語った。
その場で了解すると、彼はすぐに写真に歌詞を載せたものを持ってきたが、僕はその活字にどうしても体温を感じられず、下手だが自分の手書き文字にしたいと懇願した。ギリギリの工程だったが、彼の思いを意気に感じていた僕は一晩で書き上げ、山影君もそれに呼応して働き、なんとその本はわずか1ヶ月ほどで上梓された。
本は好評だったが、翌年2月半ばに無念にも彼は急逝した。元々白血病に苦しんでいて、職場に復帰後すぐにこの本を作ったのだが、
年明けに何かの会合で風邪をもらい、肺炎をおこしたのだ。
通夜に駆けつけると3歳ほどの息子がきらきらと輝く目で不思議そうに周りを見ていた。ああ、もしかしたら山影君は自分の死期を感じており、この本を「遺言」として彼の息子に読ませたかったのだろうか、と涙が出た。
あれから12年。彼の息子はもう高校生になるだろうか? どんな子に育ったろうか。僕の前にわずか数ヶ月だけ現れ、一冊の本を残し、この世を去った山影好克君は、今も僕の胸に生きている。
「遙かなるクリスマス」を歌うとき、僕はいつでも彼の息子に向かって歌っているよ。

なんだかとても温かいクリスマスです💕


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