ムーンフェイズ
コンプリートカレンダー(トリプルカレンダー)
cal.6763
キャリバー厚:4.9mm
キャリバー径:27mm
パワーリザーブ:100時間
石数:30石
部品数:262個
いきなりですが…
2つ並んだ窓で曜日と月、文字盤外周にポイントデイト、そして月の満ち欠けを表すムーンフェイズ。かつては、このよう機能を備えた時計が様々なメーカーから発表されていました。しかし60、70年代にはその姿を消しました。クオーツの台頭というのもその原因だったのでしょう。
その忘れ去られていた時計を復活させたのがブランパンでした。1983年、コンプリートカレンダー ムーンフェイズcal.6395を発表したのです。このコンプリートカレンダー ムーンフェイズは時計の歴史上ににおいて世界最小でした。
さらにブランパンはそれに満足せず、設計を何度も見直し、改良を加えながら進化させました。これが今回紹介する時計に搭載されている、cal.6763です。特徴はロンングパワーリザーブ。cal.6395が40時間であったのに対して、cal.6763は100時間。ムーブメント径こそ6mm程アップしていますが、厚さはそのままで、石数は9個も多く、また全体の部品も33個多くなっています。cal.6395のカレンダー表示を受け継ぎながら、ブランパンのcal.1150(3針デイト付)をベースにして100時間パワーリザーブを実現したそうです。
文字盤はマザーオブパール、12,3,9がローマン数字さらに6ポイントダイヤ。
これだけを聞くと女性だけの時計という印象があります。しかしマザーオブパールがホワイトであること、ダイヤが6ポイントに抑えられていること、そして機能が古典的な複雑時計であることから、男性にも着けて頂けるのではないでしょうか。
全体を観てみると、
凝縮されたデザインといえば良いでしょうか。
それもそのはず、ケース径は34mm。
こんな時計、今はほぼ無いですね。
ムーンフェイズは多くのメーカーのモデルにありますが、たいてい顔無です。顔有りのメーカーはごくわずかですね。これは好みですがが、私は好きですね。顔有りが。メーカーによってその顔つきも様々なのです。
ブレスもさすがブランパン。かなりしっかりしていますね。
ケースサイドの4か所に、カレンダー、ムーンフェイズの早送りプッシュボタンがついています。
プッシュピンもオリジナルのものが付属していますが、これもブランパンらしいデザインなんです。
どうですかこのサイズ感。
私腕の太さはほぼ標準です。
こういう時計が本当のブランパンらしさだと思いますね。
ブランパン
コンプリートカレンダー ムーンフェイズ
Ref.N02360001191AA071A
自動巻き
ケース・ブレス素材:ステンレススチール
ケース径:34mm
ケース厚:11.4mm
防水性:30m
ダイヤ:0.03ct
\1,249,500(税込)
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