
こちらの商品は、2014年新作の中でも注目度が高かったモデルではないでしょうか。
ケース厚4.05mmの超薄型時計ですね。

モデル名の「1907」は、こちらの超薄型懐中時計が発表された1907年からきています。
この時計に搭載されていたcal.145は、1.38mmという圧倒的な薄さを誇っていました。

ここ最近注目されている薄型時計ですが、ジャガー・ルクルトはずっと作り続けているシリーズなんですよね。
当時からこの分野を引っ張ってきたのは、間違いなくジャガー・ルクルトです。

このケースはクトー型と呼ばれていますが、クトー=ナイフの事です。かなりシャープですよ。
しかし、シャープさにも柔らか味がある形状はさすがですね。

搭載cal.849は既存のムーブメントです。ムーブメント厚1.85mmという超薄型ですが、これまでのケース厚は最薄(マスター・ウルトラスリム34)5.75mm。
1.7mmも薄く作ることは容易な事ではありませんよ。
針からガラスの隙間はわずか0.16mmと言われています。その為アッセンブリーはコンプリケーション部門で行われているそうです。

薄さの事ばかり注目されていますので、文字盤の方も見ていきたいと思います。
文字盤はグレイン仕上げのホワイトダイヤル。グレイン仕上げはその名の通り粒状のザラつきのある仕上げです。
針は、直線的で細めのドルフィン針。そして、インデックスも非常に細いデザインになっています。
こういう時計だからこそこのようなデザインになるんでしょうね。よく考えられていると思います。

これがグレイン仕上げです。
この文字盤が使われているのは、金無垢、プラチナモデルだけです。

最近では珍らしくグラスバックではありません。これは構造的にそうしたのでしょうね。
これ程薄い時計ですので、装着感はもちろ良いはずです。
MASTER ULTRA THIN1907
Ref.JLQ1292520
ケース径:39mm
ケース厚:4.05mm
防水性:30m
\1,890,000(税込)
http://www.h-oyaji.jp/←林時計鋪Web通信もご覧ください。
林時計鋪
〒514-0028
三重県津市東丸の内19-6
TEL/059-228-3079 FAX/059-228-9948
E-mail/h-tokeiho@h-oyaji.jp