
これ送られてきました。
メーカーに眠っていたそうで、本当のデッドストックです。
1960年代くらいにロレックス、オメガ、モバード…色んなメーカーがこういう時計作っていましたね。
勿論コレはその年代のものではなく10年ちょっと前に販売しておりまして、サエラと言います。
恐らく現在の機械式時計市場の中で一番抜けているところですね。簡単に言えば小型のレディースウォッチです。

ケース径は19mmでケース厚は7mm。そして手巻き式です。
文字盤はシェルで、ケースは18KWG製、上下5個ずつ計10個のダイヤセッティング。今これ作ったら凄い金額になりますよ。因みに販売時の金額は65万円程でした。こういう時計って現行品にはありませんが、求めている女性のお客様は多い印象です。実際アンティークを探すと結構多いです。
例えばこのカットガラスは今では作れないと言われていますね。

18KWG製裏蓋にはモデル名、シリアル等の刻印がされています。
ホールマークも裏蓋刻印です。

これが搭載ムーブメント。
これも現行品では無く当時のデッドストックムーブメントです。
今は無きAS社の手巻き式ムーブメントです。
AS(ア・シールド)
1896年スイスのグレンフェンに工場を構えました。良く知られているのはアラーム機能を備えたcal.1930でチュードルのアドバイザーに搭載されていました。他にも数多くのメーカーに機械を供給していました。1978年エタ社の前身であるエボーシュSAに吸収されその名は消えました。


純正革ベルトも残っていて型はついていますが未使用です。
ベージュ系のクロコダイルでなかなか気が利いていますよね。
流石にOHはしないとダメですね。
気になった方はお問い合わせ下さい。

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