インド、スリランカ、ミャンマー、オーストラリアの南部とノーザン・テリトリー、カナダのニューファンドランドとラブラドル南東部、アフガニスタン、イラン、ベネズエラ、マルキーズ諸島、ノーフォーク島、ロードハウ島、ココス諸島
これらは時差が30分刻みの国と地域です。
これからご紹介する時計は、第2タイムゾーンを30分単位で調整でき、時差が30分刻みの国を訪れる人に便利な時計と言えるでしょう。
実際使う機会は少ないとは思いますが、他メーカーではやった事のないことに挑戦する事に意味があるのだと思います。
2011年に発表された「ハーフタイムゾーン8デイズ」は、8日間のパワーリザーブと30分単位の第2時間帯を設定できる世界初のモデルです。
Ref.N06661O015031A055B 18KWGケース \4,116,000(税込)
ケース径:42mm ケース厚:13.65mm 防水性:30m
非常に洗練されたデザインで、2本のブルースチール、4本のシルバー針は細部まで良く作り込まれています。
また、下でご紹介する、エナメル文字盤、デイナイト表示等も魅力的です。
エナメル文字盤
グラン・フーと呼ばれる高温焼成エナメルを施したドーム状の文字盤です。
右下に見えているのが、日付変更/タイムゾーンが表示されています。
上が「D」Date、下は隠れていますが「T」Timeとなっています。リューズ部のプッシュボタンを押す事で切り替えができます。
リューズを一段引いて、「D」は日付の早送り、「T」は30分の時差を調整できます。
デイナイト表示
これは12時位置の基準時に連動しているものです。
昼間は金色の太陽で、夜は銀色の月・星で表現されています。遊び心があってイイです。
また、ブラックのローマンインデックスもエナメルをペイントしているそうですよ。
ケースサイド
先日の黒エナメルモデルと同型です。
Cal.5235DF
324個の部品で構成されるムーヴメントは3個の香箱で、8日間のパワーリザーブを実現しています。
仕上げもしっかり面取りされていて、さらにローター部のギョウシェ彫りも素晴らしいです。
天輪は温度変化にも強いチタンが採用されていますね。
先日の黒エナメルと同様、クオリティの高さは誰にでも感じて頂けると思います。
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