裸足-hadashi-

子供たちが小さかった頃は子供の面白ネタ。デカくなった今では、日々のおかしな出来事なんかを書いてます。

暗闇体験 そにょ2(そにょ1からお読み下さい)

2009-09-21 23:47:28 | 
さてさて、
私の担当は、このあと行われる暗闇体験の方なので、
そうめんが終わる前に、準備、準備。

時間もキツキツだったので、
うまくまわしていけるか、緊張感たかまるうぅっ

子供たちの待機する部屋で、
約束ごとや、アイマスクをつけての行動についてのレクチャー。
人前で話すのって緊張するよね。
流しそうめんで、すっかりエンジンあったまった子供たちは
テンションあげあげでうるさいしw
しっかり台本書いていくんだけど、
やっぱりオロオロしてしまうw
しかも担任の先生も参加してくれてたし。

みんなにアイマスクを配ると、
またまたテンションあがるあがるw
子供ってアイマスク好きなんですね~w
そんなこと知らなかったよw
とにかく事故のないように、
見えない状態でよけいなことすると危ないってことをきちんと伝え、
いよいよスタートです。

体育館に3コース作ったので、3人づつ挑戦させます。
あらかじめ作った順番表を元に進めます。
しっかし、苦労して順番やグループ分けしたんだけど、
当日やっぱり変更があるんですよねー。
都合が悪くなって来なかったり、
大遅刻してきたり。
当日朝になって参加したい、と言ってくる人も。
あわてて、メンバーリストを変更し、グループを組み直し、、、、
こういうバタバタな変更にも、
お手伝いのお母さんたち、柔軟に対応してくれます。
ありがたい。


まずはアイマスクをつけて何も見えない状態で、
サポーターに手をひかれて体育館に入ります。

コースに張られたロープをつたって進みます。



この時点で異様に怖がって、ぎゃーぎゃー騒ぐ子あり、
まるで見えているかのようにスタスタ歩く子あり、
色々いておもしろいw


箱に入ったふたつの野菜を触って当てます。
中身が野菜ということもおしえません。




中身は、さつまいも、たまねぎ、キュウリ、にんじん、ともろこし、ゴーヤ。
このどれか二つが入っていました。
うちの次男は、さつまいもをにんじんと間違えたらしいw
他におもしろかったのは、きゅうりをつかんでしばらく考えて、
『ウィンナー』と答えた子w
ウィンナー直に箱に入れておかないだろうなあ、きっとw

ここでふたつとも当てられると1ポイントゲットで、
首から下げたビンゴカードの四隅のうちどれかひとつを抜いてあげる。
(最期にやるビンゴでちょっと有利になる。)

またまたそこから先に伸びたロープを探して進みます。
次の挑戦では、非常用袋から懐中電灯を取り出します。


他にもロープやタオルや軍手などが入った中から
懐中電灯をさぐりあて、それを取り出します。
他の物をまちがえて出しちゃったら得点なし。
無事懐中電灯を取り出せたら1ポイントです。

最近はいろんなタイプの懐中電灯がありますが、
なるべくわかりやすい形の懐中電灯を入れておきました。
ほとんどの子がクリア。


懐中電灯をとりだせたら、
いったんアイマスクをはずして、
そこから3メートルほど離れたゴールラインを照らしてみます。
だいたい何歩くらい離れているか見極めてから、
再びアイマスクをして実際歩いてみる。
ゴールラインだと思ったところで止まって手をあげます。
アイマスクをはずしてみて、みごとゴールラインを踏んでいたら1ポイント。
ここでロープがなくなって、フリーで歩くことになると、
怖くていきなり四つん這いになってしまう子もw
「這っていってもいい?」
「いいよ~w」
実際、見えない状態で安全に進むことができればいいのです。

どうしてもポイントがほしくて、
ものすご~く、悩みながらなかなかここだと決められない子もw
いやいや、一発勝負で気楽にいこうよ~w

ここは思ったとおり難関で、クリアできた子は40人中5~6人。
みごと止まれた子の中に、ゴールラインがつるつるしていたのでわかった!と言ってた子がいました。
見えないかわりに、足の裏の感覚をフル活用したわけですね。
すばらしい
見えないことを他の感覚で補う。まさに、この企画で学んでほしいところですw



個人での挑戦のあとは、グループ体験です。

7人くらいの人数でアイマスクをした状態で色々やってみます。
まずは全員、ひとりづつ手をひかれて体育館へ。
まんなかあたりでバラバラに立たせてサポーターは手を離します。
みんなで声をかけあって、あらかじめ決めてあったリーダーの元へ
全員が集まります。
「リーダーさんみんなを呼んで」というと、
「こっち。」と一回言ったきりだったりw
「ずっと声出してないとどこだかわからないよ」というと、
「こっち、こっち、こっちだよ」とその声をたよりにみんなが集まってきます。
これもグループごとにカラーがあって、
ぶつかるのもおそれず、ぬおーーーーっと集まってくる子たちや、
ほんとにちょっとづつしか進めなかったり、
まったくどこから声がしてるのかわからなくて、
無駄にウロウロしちゃう子がいたり。
リーダーさんもめっちゃ楽しんでゲラゲラわらいながら進めていって、
そんなに他の人のことなどかまってない子や、
ものすごくきっちり「よし!俺はここだ!今誰と誰と手をつないでる!順番にこっちに来い!」なんて、えらいしっかりした子もいました。
私は進行係をしながら、ほおおおおっ!と感心してしまいました。


みんな集まったら、誰がいるか名前を名乗って、
リーダーは全員いるかどうかを確認します。

ここで、仕込んであった携帯電話が鳴り出します。
「!」
「どこかで携帯が鳴ってます!みんなで探してください。」の声とともに、
みんなが電話の方へ進んでいきます。
このときも勝手きままに電話の方へ向かう子や、
全員で行くぞ!としきるリーダーもいたりします。
あと、電話が鳴っただけで、
「いやあああっ!!!!!な~に~っ!!!!!」と叫ぶ女子のグループもw
そうなんです、たしかに暗がりでいきなり鳴り出す電話って、
なんか怖いんだよね~
わかるよ~。

誰かが電話を見つけて手にとったら、
その電話をとって耳にあててあげます。
「もしもし?」
「壁をつたって、出口を探して脱出してください。」
と、電話から新しい指示が出ます。
電話を受けた子は、その指示をみんなに伝えます。
「え?何?風?風を使って~~~?」と
電話の指示がうまく伝わらない子も。
横で聞いていた子が
「壁じゃね?」
「あああ!壁か~w」

というわけで、サポーターがひとりひとりを肩につかまらせて、
一列に並んだ状態で、壁まで誘導します。
全員が壁に触れるようにして、スタートします。
出口までそう遠くない壁からスタートするんだけど、
最初からずっとアイマスクの子供たちは、そこがどこだか全然わからない。
進むべき方向を向かせて誘導したにもかかわらず、
すごい無理して反対に進もうとする子もいましたw



途中暗幕があったりしつつ、
だんだんと「ここトイレじゃない?!」と、様子をつかんできて、
わいわい言いながら出口まで。
開け放たれた出口で、空気がかわったり、音がかわったりするので、
わかるようになってます。
脱出できたら「おめでとう!脱出成功~~!」と拍手で迎えてあげます。
「やった~!光だ~~~!」とか、
子供たち本当に楽しそうだったw

このグループ体験が終わると、今度は暗闇ごはんです。
全員がアイマスクで体育館に入場します。

最初に作ったアルファ米をちらし寿司に味付けしたものを、
パックにつめて、配膳した前に、ひとりづつ座らせていきます。
ごはんと、おしぼりと、ペットボトルがおいてあります。
進行係の指示とともに、おしぼりを探し袋をあけて手を拭きます。
ごはんの上にある割り箸をみつけて割ります。
ごはんのパックを開けて、輪ゴムを腕にはめます。
食べてみます。



お手伝いのお母さんたち総動員で、懐中電灯で照らしながら、
とんでもないことになってる子をチェック。
しかし、ここ意外とまともにやれちゃうもんです。
ふだんやってることって、見えなくてもなんとかやれるもんなんですね。

見えているかのようにかっこんでるのはうちの長男(笑)
なぜか道着を着ているのは、昼間神社の秋祭りで奉納演武があったため。
なにがうまいって、正座がうまいよこの人はw



ごはんを少したべたら、それをおいて、今度はペットボトルを探して、
キャップを開けて飲む。
キャップをしめて置く。
ここまでやってアイマスクをとりました。
電気をつけて、そのまま食事の続き。

お手伝いのお母さんたちや私たちSTIも一緒に食事。

アルファ米で作ったちらし寿司、十分おいしいんですよw

時間も押していたので、ちらしかっこんで、
最期のビンゴゲームへ突入。
毎年Mさんのところで開催してくれるBBQのとき方式で、
景品は各自がひとつづつ家から持ってくるというもの。
これがけっこういい物持ち寄ってくれるのです。
お金かからないしいいですよw
自分が使わないと思っているものでも、
他の子はすごく欲しかったりするのでw
中古のDSソフトなどもあり、
ビンゴゲーム盛り上がりに盛り上がりましたw
ぎゃーーぎゃーーーと、たぶん、6年のあいだで、
体育館で一番でかい声を出した日となったことでしょう(笑)

ビンゴが終わっておひらき。
夜なので、全員が大人と一緒に帰れるかどうかをチェックしつつ、
ここでも、近くのお母さんが何人か一緒につれて帰ってくれたり、
協力してくれます。

あとかたずけも、遅くまでお手伝いいただきました。
かたづけの頃になると、足がめっちゃだるい事に気付く(^^;A)
10時から動きっぱなしで、まったく座ってなかったもんなー。
翌朝ちょっと体重減ってて喜んだw


やらなきゃいけないことではなかったのですが、
やりたかった!
やってよかったw
子供たちも楽しんでくれたと思うけど、
何より私たちも楽しかったw
子供って、やっぱり予測がつかない。
6年生ともなると、にくたらしいことを言ったり、
生意気になったり、色々ありますが、
それでも、ハッとさせられる驚きがいっぱいです。

手をひかれて見えない状態で歩く怖さを経験して、
今後もし目が不自由な人を誘導することがあったら、
立場にたってやれることでしょう。
呼び合って、なかまに触れた瞬間の安心感や、楽しさ、
協力して全員で動くやりかたなんかも学べたことでしょう。
なんて、かっこいいこと抜きに、
すっごく楽しかった(笑)

夜の学校のわくわくや不気味さを体感して、
大人になって、その感覚が蘇ることがあるんだろうなあw
それがいいんだよなーw
そういうのが大事なんだよなーw

ご協力いただいたみなさん!
ありがとうございました!





◆後日談◆

使ったアイマスクはお持ち帰りだったわけですが、
うちの子供たちうきうきで、その夜アイマスクして寝てました。
「夜中に目が覚めてびっくりしないでよ。」

翌朝、、、、、、、
途中でおでこの方へいってしまったアイマスクのせいで、








次男がこんな髪型にw



かぶとむし?(笑)


翌日、車で運んでもらっていた私の荷物をMさんが車で届けにきてくれた。
助手席にのったMさんご子息のおでこには、
しっかりアイマスクが装着されていたw
「お気に入り」なんだそうだ(笑)

子供ってアイマスクが好きなのねw


暗闇体験 そにょ1

2009-09-21 23:38:19 | 
かなりあっためてきた企画。
『暗闇体験』が昨日ついに実現しました。

子供達に夜の学校の思い出ってないんじゃないかな?
それはまずいだろう。
というようなことが発端で始まった企画のように思います。
そんなことを勝手に思いついたのは、
私たち『卒業対策委員』
通称STI。(←ウソ、私が勝手に呼んでるだけ(笑))
4人でやってます。

肝試しには、なぜか校長のかたくなな反対があり、
じゃ、なんか許可が出そうな内容にしたら?ってことで、
色々考えました。


当日は朝10時集合で準備開始。


体育館のセッティング。


この状態で暗幕をひき、
子供たちにはアイマスクをつけてもらい、
まったく見えない状況を作り出します。





災害などで、暗闇になったら?
実際にどんな行動がとれるだろうか。
というわけで、
非常用袋の中から実際に手探りで懐中電灯を探し出したりします。



そこには子供たちが楽しめるように
ゲーム的要素も加えて。
これがルールですw


みんなこれを読んでからチャレンジします。


準備の段階から、
たくさんのお母さんたちが協力してくれます。
一年のころから、この学年の保護者はめっちゃ協力的なのです。
それがなかったら、こんな大掛かりな企画、実現できません。




4時スタート。
3時半ころからぞくぞくと子供達が集まってきました。
まずは、災害時用にストックされている、
アルファ米の話から。
大きなビニールにはいってパラパラに乾燥した状態のアルファ米に、
水を注いでビニールの口をしばって、
1時間たつと、普通に食べられるごはんになってます。
(注ぐ水を少し暖めておくと、30分くらいでできる。)
まったく火を使わずに、炊いた状態の米が食べられるのです。

集まって、みんなで水を入れてみる。



それからお楽しみの流しそうめん。
竹と脚立を駆使して、流しそうめんの装置を作りました。
(夏休みにSTIで集まって、学校で流しそうめんのリハをやりましたw
 いい感じのスロープを作るのがけっこう大変。)

子供達、異様に盛り上がる(笑)


たかがそうめんなのだが、
流れてくると、おたけぶ子供たちw
みんなおちつけっw
最終的にとりこぼした麺が山盛りになる地点を狙う男子たちw


ここでもお手伝いのお母さんたちが、
家庭科室でせっせと麺をゆでて、
いい感じに流してくれてますw
入れ替え制なので、
タイムキーパーがタイマー持ってるのが映ってます(笑)

「はい、あと10秒~、10、9、8、7、、、、、」
「うぎゃ~~~~~」
みたいな(笑)
子供たちのもりあがりように、大人も笑顔が絶えませんw



後半へつづく。。。。。