上海下町写真館2014

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「博多旧町名歴史散歩」第6章-旧魚町・店屋町界隈(3):店屋町・古小路

2014-10-10 06:00:00 | 故郷の風景
1.大博通り交差点
大博通りを西に超えると、西門通りは「冷泉公園通り」となります。

2.文化人のサロンだった


昭和9年に東中洲に開店した「ブラジレイロ」は福岡の文化人のサロンとなりました。
北原白秋、林芙美子、火野葦平など「九州文学」の同人や、新聞記者、映画人、学生の常連が多かったそうです。
戦争末期の昭和19年に疎開のため撤去されましたが、昭和29年にこの地に再建されました。

3.松永家屋敷跡


江戸時代、店屋町を代表する豪商は松永家でしたが、松永家の祖先は戦国時代の武将「松永弾正久秀」でした。

松永弾正久秀の一族は信貴山城で信長に攻め滅ばされましたが、子の右衛門佐久通に一丸という幼子があり、
この子を乳母が抱いて信貴山城を脱出し、祖先の地である筑前に隠れ住んだそうです。

一丸は成人して彦兵衛と名乗り中石堂町に質屋を開き成功しましたが、その子孫も商売で成功し博多の豪商に列せられました。
八代目の松永子登は学問が好きで当代の学者や文人墨客と親交がありましたが、文政元年(1818年)「頼山陽」が博多に来た時、店屋町の松永子登の屋敷に滞在しています。
その頃の松永家は最盛期で、松永邸の部屋のは総面積は150-160坪あり、蔵も7棟あったそうです。

4.冷泉公園


冷泉公園通りが土居通りと交わる辺りからは旧土居町となります。

撮影:CANON EOS5DIII + EF24-105mmL IS

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