農場長のつぶやき

花苗生産農場ハイフラワーの農場長の日々のつぶやきです。うれしい事や驚いたこと農場での出来事をつぶやいています。

農福連携 ハイフラワーでは・・・

2023年09月28日 | 農福連携
なんだかちょっと忙しいのです。

ふるさと納税の注文がここの所たくさん入ってきて、
『ハイフラワーの寄せ植えセット、大人気だなっ!』

・・・なんて思っていたら、

今、駆け込み需要が大変な数量だというのです。
10月から少し制度が変わるということで、
納税額が今の返礼品に対して高くなると。

なぁ~~~んだ、そういうことか。

でも、注文をしてくれるというのはありがたいことですよね。

今日も年末並みの注文数です。

毎度ありぃ~~~~!!


お知らせ                

『新農業人フェアー』に出展いたします!!
  
2023年10月14日           
JR新宿ミライナタワーマイナビルームA・B にて

どうぞお気軽のお立ち寄りください!!


今日も応援をお願いいたします。



農福連携という言葉は先日お会いした
京丸園株式会社の鈴木社長と知り合った時から
いろんな話をお聞きしていたので、
耳になじんでいました。


ハイフラワーでは開業から少し経った頃から
2人の当時の若者を雇用しています。

一人は職員の中でも2番目に古くなった
25年目の Higaーchan です。

Higa-chan 、今日も土捨てに頑張ってくれています。

  

Higa-chan は三重県出身のオッサンです。
若者だった Higa-chan はすでにいいオッサンになりました。

今は単身アパート暮らし。
ヘルパーさんに夕食と弁当を作ってもらって
頑張っているのです。

時々何やらやらかしていますが、
長い間ハイフラワーにお付き合いいただいている
大事な人材です。



もう一人は今は作業場で
ポット入れと土の充填をしてくれています。
この若者だった子も24年も頑張ってくれています。

昨日はのんびり仕事になっていたので、
チョットどやしちゃいました!!!

彼は両親と生活している地元のおっさんです。


どちらの若者だったオッサンも、
ご両親に支えられて頑張っています。

よくこの農場長と一緒に仕事ができるなぁ・・・。

はっきり言って2人は私が嫌いだと思います。  ^^。





2年前から農協観光という観光会社の福祉の部門で
この農福連携に取り組んでいます。

コロナ禍にあった観光会社の新規部門で、
なぜかハイフラワーに矢が放たれたのでした。


最初は数人の配属でしたが、
今では総勢24人になりました。

 今日は1クルーがハボタンの追肥をしてくれています。
 

このほか、植え込みに使うポットをトレーに充填する作業や、
玉竜の植え込みや出荷作業に入ってもらっているのです。


農福連携について、
『障害者さんが来ると面倒だなぁ・・・。』
と思う方もいると思いますが、
少なくともハイフラワーでは農協観光さんの担当さん、
障害者を派遣している各社にサポーターさんがいてくれるので、
作業管理や様々なケアはやってくれるのです。

『障害者さんが来れば人件費が節約できるかも!!』
とも考えないでください。

ハイフラワーで行われているシステムでは
ひとつの作業・ひと工程についての単価を
パートさんの作業をベースに算出しているので、
農福さんが頑張ってくれても農場はお得にはなりません。

また、とても手がかかりますが、
作業スピードについては常にチェックをしているので、
農場も障害者さんも損をしないように
しっかりと管理をしてくれ、調整をしてくれています。


ハイフラワーで農福さんに作業をしていただいて
もっともよかったところは
追肥や株間広げなどの簡単な作業を
農福さんが担ってくれることです。

そのおかげで、出荷や植え込みといった少々手のかかる作業に
常勤のパートさんが入ることができるので
金銭的な損得は全くないはずなのですが、
総合的にみて、作業効率が上がってくるので
結果として、売り上げに対しての作業費が減少していくのです。



今は農福さんなしでは農場は回らなくなっています。
もちろん、先に紹介した2人もハイフラワーの大事な人材です。


農業が福祉に寄り添うということは
農業を知らない方にとっては
他の産業に比べると容易に見えると思いますが、
農業はけっこう繊細で、利益が薄い分シビアな産業なのです。

そこに障害者が入っていく入っていくということは
時には農場にとって大きな負担になりえます。

また、作業も細かく、
一日にいろいろなことをしなければならず、
これも障害者さんにとっては負担になることがあります。


それでも農業は様々なアレンジは
出来るのではないかと思うのです。
何をしてもらうと障害者さんにとって有効か、
農場にとって有効かをよく考えると、
まだまだ働くことのできる場面は
作り出すことは可能かと思います。



とはいえ、
農場自身が雇用をしようとすると負担が大きくなるので、
農協観光さんのような事業を展開されているところを利用して、
Win-Win の関係で仕事を進められたら一番いいと思うのです。




今朝も日報を取りに来てくれた Higa-chan に
農場長は昨日の作業にいちゃもんをつけていました。

Higa-chan は大笑いしながら私を無視して
農場に出ていきました。


本当に悪い農場長なのです。




さぁ、今日はいイチゴの定植のための土入れです。
タイミーちゃん2名を動員して、一気に進めていきます。

できれば1棟終わりにしたいところですが、
無理はいけません。

頑張れたところまで頑張っていただきましょう。





では、ワルワル農場長は今日もイチゴ苗の水くれからのスタート。

今日も頑張らないとねっ!!!






ハイフラワーのプランで
休日を過ごしてみませんか!?

じゃらんでいちご狩り・野菜の収穫体験



毎日お昼の12時に空を見上げましょう!

今見ている青空は地球の上にいる半分の人が見ることが出来ます。
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