しっぽのかぁちゃん

ちびっちゃいけれど、肝は太い 緑

恥ずかしがり屋だけれど、心は広い 虹

閖上

2019-06-14 20:27:38 | 日記
「閖上(ゆりあげ)」というところに慰霊に行ってきました。


名取(なとり)市、閖上です。


名取は仙台市の南隣りです。


田んぼが続くのどぉ~かなところ。


ここ10年くらいで、仙台市に通勤する方のベッドタウンになってきました。


広い田んぼを津波がぐんぐんと押し寄せる映像、記憶に残っておられるでしょうか。







名取市の一番高いところから眺めです。


濃い青の所が海です。


海岸から、真っ平ですよね。


高いところがないの。


犠牲が多かった理由です。





名取市の震災メモリアルです。


小学生の子たちが続々と訪れていました。





手前の黒い石碑に、亡くなられた方々のお名前が刻まれています。


石碑は私の背より(165センチ)少し高いです。


後ろのメモリアルは、津波の高さ(8.4m)と同じです。


この高さの津波がきたんです。





高いところがない地域ですもの、逃げる余裕するらなく、


ひとたまりもなかったでしょう。







閖上湊神社の狛犬さん。


踏ん張ってくれてありがとう。





かさ上げがされ、だいぶ整備がすすみましたが、


まわりは、こんな感じ、8年たっても工事車両だらけです。




この辺にあったおうちはみんな移転。


屋上が津波からの避難施設になっている市営住宅が、幾棟か建っていますが、それだけ。



新鮮な海の幸が水揚げされ、


元気な浜のおんちゃん、おばちゃんの売り声が響いていた、


あのなんともいえないぬくもりは、ありません。





整備された、朝市です。


きれいだけれど、きれいだけどサ・・






慰霊と新しくオープンした「かわまちテラス」に行くことが目的でした


海ではなくて川です。


野に生きるものは、エライ!!


葦(あし)が青々と復活していました。




葦と言えば葦切り(ヨシキリ、とりさん)。


行々子(ぎょうぎょうし)と言う別名は、鳴き声から。


にぎやかに鳴いていましたよ。







あと何年が過ぎたら、あの懐かしい浜の様子が復活するのでしょう。


お見守りくださいね。