心のままに・・・

実体験をもとに小説仕立てでお話を書いています。
時々ひとりごとも…

あの日見た夢・・・9

2016-09-23 16:05:36 | あの日見た夢


最寄りの駅から家まではそう遠くない


それでもあたしの足は

地についていないようなそんな感覚


よほど慌てていたのだと思う


勢いよくドアを開けた


部屋の中は真っ暗だった


花?いるんでしょ?ねぇ!はなったらぁ!


大声で呼んでみたけど返事がない





うそでしょう?違うよね?


足元がぐらついて立っていられなくなった


どうしたらいい?


何をすればいい?


自分にあれこれ問いかけながら座り込んだあたしは


どれくらいの時間そうしていたのか


わからなかった


知らない間に眠ってしまったあたしは


窓の外が明るくなっていることにようやく気付いた


瞼の端が痛い


化粧も落とさず知らぬ間に出ていた涙で


顔はひどいありさまだ


花の利用していた電鉄会社のホームページを開く


とにかく乗っていた電話番号を押してみるが


何度やっても繋がらない


とりあえずシャワーを浴びて


何か手掛かりを探すために出かけることにした