おばちゃんの備忘録

物忘れが特技となってしまった自分のために、日々の出来事を記録しておきます。

夫の定年退職の日

2012-03-30 | 日記
今日は夫の定年退職の日。

40年間ご苦労様でした。
上司との折り合いが悪く夜中に起きて「眠れない。」と
座り込んでいたことが忘れられません。
それでも精神安定剤を服用しながら通勤してくれました。

本当にありがとう



ゆっくり休んでほしいと思うのですが
取引先だった会社へ再就職が決まり
4月から別の会社に出勤することになりました。

家でぼーっとしているよりいいのかな。
生涯現役を目指して二人で頑張りましょう。



おまけの京都

2012-03-29 | 旅行
今回の旅の最終日は伊丹空港そばのホテル泊。
昼頃、新大阪に着いたので京都へ足をのばしました。


タクシーを使えばいいものをバスに乗ってしまったため
バス停からゆるい坂を歩いて、歩いて…
清水寺の遠いこと。
80歳の母には少々きつかったかもしれませんね。


それでも結婚前に私と二人旅したことを覚えていてくれ
懐かしそうに歩いていました。


レンタル着物で京の町を歩くのがはやり?

若い女性グループやカップルの着物姿が目立ちました。
私も若かったら着ちゃうのになぁ~




雨も降り出し大急ぎでしたが
八坂神社にもお参りしました。


5泊6日があっという間に過ぎましたが
昨年、悲しい思いをした母に喜んでもらえたので

飛行機は行きも帰りも富士山が見えない席でした。
ここはどこなのでしょう??


帰宅後、疲れが出て寝込んでしまうのでは…?と心配した母ですが、
お土産配りに忙しく動き回っている様子を見て
ホッとしています。



南紀旅行その5

2012-03-28 | 旅行
那智勝浦での後半は紀伊天満のホテルに2泊でした。

格安なので期待はしていませんでしたが
全室オーシャンビューでスタッフの対応も良く
家族的なホテルでした。

最終日は
紀伊勝浦の駅前で「C級グルメフェア」が開催されると
ホテルの方が教えてくれたので
立ち寄ってみましたが雨脚が強いせいか
人もまばらでした。

伊勢海老汁の無料サービスがあり、
カキフライを注文したお店で
「どちらからですか?」と聞かれ「東北です。」と答えたところ、
「昨年の4月に東北へ炊き出しに行きました。」とのこと。

「こんな遠くから…」と思わず口にした言葉に対して
「ぜんぜん遠くありませんでしたよ。」とのお返事。
心をこめて「ありがとうございました。」とごあいさつ。
冷たい雨に濡れながらも心は温かくなりました。

そして、紀伊勝浦の駅前で買い物をしましたが、
ここでもほっこりあたたかい心使いをいただきました。
「福助堂」というお菓子屋さんです。

「鮎」の形をした和菓子や「みかんサブレ」が美味しいので
義母へのおみやげとして買い求めました。

ここでも「どちらから?」と聞かれて
「東北」と答えましたが
お店の経営者と思われる方が
桜餅やお饅頭などの和菓子を6個も箱に入れて
サービスしてくださいました。

大阪のホテルで母と3人で頂きました。
ありがとうございました。




最終日に訪れた「世界遺産熊野速玉大社」

昨年の台風による川の氾濫で
ここの駐車場まで水没したようですが
本殿に被害はなかったようです。


今回よく見かけた真新しい看板。

そうそう
とにかく高台へ避難です。

南紀旅行その4

2012-03-27 | 旅行
4日目は母を連れて那智山へ。

日本一の「那智の滝」

昨年の台風の被害が大きかったところですが、
道路も復旧して大勢の観光客が訪れていました。

青岸渡寺

4世紀ごろインドの僧が開山し
豊臣秀吉が再建した寺院です。

そのお隣にある「那智大社」

神社と寺院が隣接して建っているのです。
ここにも土砂が流れ込んだようですが
見事に復旧していました。



熊野古道「大門坂」



この夫婦杉を通り抜けて熊野道へ。
なんと樹齢800年だそうです。



まだ台風の名残がありました。

南紀旅行その3

2012-03-26 | 旅行
母を叔母宅にお願いして
夫と串本方面へレンタカーで観光に出かけました。

橋杭岩です。

紀伊大島に向かって大小40個の岩が一列に並んでいます。
ここから見る朝日はとても美しく
「日本の朝日百選」にも認定されているそうです。


次は、本州の最南端「潮岬」。
台風銀座で有名ですね。

灯台からの眺めですが
風が強く高いところが苦手なため
そそくさと降りてしまいました。


そして、紀伊大島へ。

以前は船で渡ったそうですが
今は車で行けちゃいます。

ここのご当地ソフト。

金柑の甘煮が一個のっています。
(食べてしまって画像はナシです。)

この島は海がきれいで海水浴・マリンスポーツや釣りなども
楽しめるみたいです。

灯台や展望台もあるようでしたが
強風に負けて見学せずに
引き返してしまいました。

春休み前のせいか観光客もまばらで
のんびり・ゆっくり歩けました。



南紀旅行その2

2012-03-25 | 旅行
母の故郷はホテルのある太地町のお隣の町です。



移住先のカナダから帰国し故郷で暮らすお友達と再会。

カナダから娘さんとお孫さんのお嫁さん・ひ孫さんが来日しており
とても賑やかでした。


そして、畑に居たおばあちゃんも知り合いでした。


祖母のお墓参りに行って出会ったのは
母の「従弟」でした。


とても小さな「」なので
母が震災で被災したことを皆知っており
励ましのお言葉をたくさんいただきました。
感謝です

そして、
叔母が準備してくれた夫の大好物。

アワビ


そしてアワビ

やわらかくておいしかった。

南紀旅行その1

2012-03-24 | 旅行
今回は80歳の母の里帰りを兼ねた5泊6日の旅行でした。
伊丹空港から新大阪までの移動がスムーズだったため
予定より早い列車に乗ることができました。


車窓に海が見え始めると母はうれしそうに座席から立ったまま
景色を眺めていました。


はじめの2泊は太地町の「くじら館」隣にある
花いろどりの宿「花遊」です。


「くじらの博物館」まで徒歩1分の場所にあるのです。


客室は少々古いのですが
とても素晴らしいおもてなしを受けました。
朝食の時間になるとピアノの生演奏が始まります。


食後にコーヒーを飲みつつ
ロビーで新聞を読んだりライブラリーで
本を読むこともできます。


庭には花が咲きそのまま磯まで散歩できます。



散歩がてら「くじらの博物館」に行ってみました。
30年前長男を連れてきたことのある場所です。
夕方なので人もまばらでしたが
運よく「くじらのショー」を見ることができました。


入り江の生け簀でクジラやイルカが飼育されています。


太地町は反捕鯨団体とのトラブルが問題になっているところで
くじら料理のお店をよく見かけましたが
博物館でくじらのかわいい目を見たら
食べるなんてとんでもない
…と思っちゃいました。

震災から1年

2012-03-10 | 日記

夫は今日、津波で亡くなった知人夫婦の一周忌に出かけました。
早いもので震災から1年になるのですね。

幸い津波は我が家の数メートル先で止まりましたが、
親戚や知人の多くが家を失い不自由な生活をしています。
私ができる範囲でお手伝いしようと思うのですが、
皆、前向きで元気いっぱい。
一日もはやく自力で生活を立て直そうと
努力しています。

我が家では義母・母・二男一家が被災し
家を失いましたがなんとか落ち着きつつあります。

昨夜、二男のお嫁さんから電話があり、
この春から3歳と5カ月の子供をを保育所に預けて
仕事を続けると連絡を受けました。
震災前までは彼女のお母さんと私が
交替で子供を預かっていたのです。

頻繁に孫に会えなくなるのは少し残念ですが、
息子夫婦もすべて失いながらも
前に進んでいる様子を見て安堵しました。

母も長男宅、我が家、仮設住宅を転々としましたが
住み慣れた地にマンションを借りて引っ越し
なんとか落ち着きつつあります。
高齢になってから生活環境が変わってしまい
おまけに一人暮らしなのが心配ですが
我が家から車で数分のところなので
毎日の安否確認は欠かせません。

我が家で暮らすはずだった義母が
被災地を嫌がり内陸部の義妹宅へ二次避難したままなのが
気がかりですが時間が解決してくれるでしょう。

津波に遭遇しながら命を拾った夫と共に
一日一日を大切に生きていこうと思います。


今月は南紀旅行の予定です。

2012-03-02 | 日記
今回の旅行は母の里帰りのお供で
行き先は和歌山県那智勝浦町の小さなです。
3/11に復興の花火を見てから
3/14に出発の予定です。

またまた拙い操作で予約取り。
そして、高齢の母のために5泊6日の
ゆったりスケジュールとなりました。

新幹線を利用しても乗換2回、
約8時間もかかる陸の孤島のようなところ。
気が遠くなりそうだわね。

そこで、
大阪まで飛行機で約1時間、
さらに特急列車で約4時間の予定となりましたが、
列車の本数が少ないので結局、
所要時間は同じなのです。

去年の津波で悲しい思いをした母に
少しでも楽しんでもらえるといいのですが…





母の近況

2012-03-01 | 母のこと
今日は母を連れて「仮設商店街」へ。
津波で店を失った従妹が昨年、美容院を開店しました。
ボランティアさんたちの協力で全国から
カット台やシャンプー台を寄付していただき
叔母と二人で頑張っています。

開店の9時に合わせて母を送り
パーマが終わるころ迎えに行ったら
6畳ほどの狭い店内が4人のお客さんで賑やかでした。

4人とも家を流された仮設住宅の住人で
子供のころから知っている方たちです。
情報交換の場にもなっている様で
近況報告に話が盛り上がっていました。

津波で夫を亡くした叔母も美容師ですが
今は従妹にまかせてお話し相手専門です。
叔母にとっても仮設店舗をオープンして
正解でしたね。


昨年暮れの開店当初は
「チョ~ヒマ」と嘆いていましたが、
この様子だと繁盛してそうなので安心しました。

母も仮設住宅を出て半年ですが、
町外れのマンションで一人暮らしなので
久しぶりに皆さんとお話して
気分転換できたようです。
よかった よかった