京都大学等における不正入試は、3日に仙台市の一浪男子(19)が逮捕され、
単独犯だったとほぼ断定されたようです。
◇毎日新聞の記事
→「<入試ネット投稿>予備校生の単独と断定 京都府警」(別窓)
手口としては、試験時間中に股の間に挟んだ携帯から
自分で試験問題をyahoo知恵袋に投稿するという、
非常に単純な方法だったようです。
完全に試験監督官の盲点を突きましたね。
一部の識者の間から逮捕は行き過ぎ、との声も上がっているようですが、
入試の公正性を確保するためには、やはり仕方がなかったかな、と思います。
今回、少年の逮捕で一気に事件が解明されました。
しかし、もし発表までに解明されていなかったとしたら、
不合格になった人はもしかした不正に合格した人のせいで
不合格になったかもしれない…という疑念に苛まされたでしょう。
合格した人たちも、何となく釈然としない気持ちが残り、
クラスメートに件の犯人がいるのでは…と疑ってしまう事があるかもしれません。
結果として単独犯&単純な手口だったという訳で、
組織的犯行の可能性も多分にあった訳です。
少年は逮捕されましたが、起訴されるか否かは分かりません。
年齢と動機を考えると、不起訴になる可能性も高いのではないでしょうか。
各大学はこれを機に携帯電話の取り扱いについて考える
良い機会になった事でしょう。
ところで、今回はたまたまyahoo知恵袋という大手掲示板に接続したために発覚しましたが、
過去類似の犯行は絶対になかった、と言えるのでしょうか?
例えば、携帯の辞書機能やインターネット検索でのカンニングなど、
もしかしたらあったかもしれない…と思うと暗い気持ちになります。
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