NHKの情報番組で、運動をしなくてもよく、
つらい食事制限もしなくていいダイエット法を紹介していた。
それはただ、体重を測るだけというものだった。
私と同年輩の商店街のおじちゃん、おばちゃんにモニターになってもらい、
百グラム単位で記入できるグラフを作って、
朝、晩の2回、体重を測って記入するだけ。
体重の変化があったときに、その理由を書き込めるように備考欄は必ず作っておく。
それでひと月に殆どの人が男女を問わず、1キロから3キロ痩せている。
半信半疑で見ていたら、この方法は病院の肥満外来で行われている方法だという。
つまり太るにはそれなりの理由があるわけで、
それをきっちり本人に認識させるのが目的だった。
記入することで、習慣になっていたので気にもとめていなかった、
夜食と寝る前のビールが原因だとわかったり、
無意識に口にしていた、おやつの量が多かったとわかる。
友人のなかにも「そんなに食べていないのに太るの」
という人がいたが、一緒にいると確かに食事の量は少ないけれども間食をしている。
それもポテチとかスナック菓子で重量がないので食べている感覚がなくなっているようだ。
このように他人の様子はよくわかるが、自分のことはわからない。
「どうして太るのかわかんないわ」
と言ってはいるが、太る理由は必ずある。
運動をしたり食事制限をしたりするとなると、
試してみるのに二の足を踏むが、
これなら始められそうだったので、さっそく家にあった方眼紙を取り出し、
グラフを作って準備万端、整えたのである。
それから毎日、朝、晩、体重を記入する日々が続いた。
最初はそれほど減らなかったが、
1週間を過ぎた頃から徐々に体重が減り始めた。
特別、運動をしたわけじゃないのにヘルスメーターに乗ると減っている。
そうなると嬉しいので意欲も出て来る。
つづく
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