母という立場の女性に選択肢が増えたのは、パートナーの男性の意識も変わってきたからだと思う。
世の中の流れを考えて、結婚したら専業主婦になれなどと、妻に言ったら、どんなことになるかわかっているから、一応・・「きみの好きなようにすれば」と理解を示す。
しかし、心から全面的に理解をして、協力してくれているかどうかは疑わしい。
だからこそ、夫婦で話し合って、お互いの思いやりがでてくるのだろうが、奥さんがフルタイムで働いていて、小学生になる子供が二人いる男性は、過去を振り返って「一番嫌だったのは、保育園の送り迎えですね」と言っていた。
面倒臭くてたまらないけれど、妻には絶対言えないので、毎日ため息をついていた。
子供が小学校にあがるまでは、うんざりする日々だったらしい。
保育園に保育士の体験取材に行った人が言っていたこと・・・・。
午後になると仕事帰りのお母さんが迎えに来る。
誰かが玄関に来た気配がすると子供達が一斉にそちらの方を向くのを見て、子供嫌いの知人も切なくなったと言っていた。
運よく、自分のお母さんだった子は小躍りして抱きつくが、その他の子供達は、何事もなかったかのように、遊びを続ける。
自分のお母さんが迎えにくるまで何度も何度も、それが繰り返される。
母親も幼い子供を預けて働くには辛い思いをしているだろうが、子供もまた辛そうだったらしい。
普段、一緒に居てやれない後ろめたさもあるのか、子供が成長しても、ずっと甘やかしている働く母も多い。
子供とべったり、一緒にいるから、まともな子に育つわけじゃないし、預けているから将来、不良になるわけでもない。
子供を躾け、キチンと育てるのは大変なことなのだ。
自分を労わる為に、エステやネイルアートをするのも自由である。
でも夜の9時過ぎ、子持ちとは思えない流行の服を着て、子供にも洒落た可愛い恰好をさせて、大人が飲食する店で一緒に食事をさせている母を見かける。
確かに外見は綺麗だが、やはりこれは違うと思う。
うわべだけの実のないタイプである。
子供を産めば誰でも母親になる。
確かに汚いよりは綺麗な方がいいけれど、母は独身ではないのだから、子供、夫がいる中での母の立場を全うする方が正しい道なのではないかと思うのである。
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