印鑑証明は昔は実印を持っていき、住所、氏名、使用目的などを細かく書類に記入し、自分を証明するものを持参して窓口に提出して発行してもらうものだった。
係の人がじっと私の顔を見つめ「ご本人ですよねっ」と念を押されるとどきどきした。
もしも発行してもらえなかったらどうしようとあせったりもした。
その後、カード式の印鑑登録証というものができ、実印を持参する必要がなくなった時、何て凄い事になったのかと驚いた。
印鑑証明を取る時は不動産取得とか保証人になるとか自分に重要な責任が発生する場合が多い。
それに比べて明らかに手続きが簡単になったからである。
つい先日、印鑑証明を書類に添付する必要があって印鑑登録証を持って近所の出張所に出向いた。
念のため、実印も持参し、係の人にどこから突っ込まれても対処できるように考えて行った。
カウンターで請求する書類を探したが、どこにも見当たらない。
窓口の人に聞いたらば、印鑑登録証を持っているかと聞かれたので差し出すと、これで機械から取り出せるという。
彼女はしばらくカウンターの陰でなにやらやっていたが、カードを私に返すと
「使えるようになりましたので、こちらで画面の指示に従って下さい」と機械のあるブースまで案内してくれた。
つづく
シミ、シワ、タルミ専門店
SOU創顔
http://sougan.main.jp/