先日、ほうれい線を消す施術に特化した大阪のサロンに行った時、店内に大きなポスターが貼ってあった。
「当店はミス・ユニバース大阪を応援しています!!」
よく見ると出場する女性達に施術をしている写真が・・・。
ミスコンに出場する女性は、ほうれい線など気にする年齢ではないのに、売名行為かと、又しても、ひねくれ者の私は思ってしまった。
何十年か前に日本人で初めて「伊東絹子」さんが世界3位になった時、世間では「八頭身、八頭身」と騒がれたらしい。
新聞や週刊誌を畳の上に広げて、親指と人差し指をコンパスにして、伊東さんの顔のサイズを測って、彼女の頭の、てっぺんから、つま先まであてがい「いち、にい、さん・・・あら~やっぱり八頭身だわぁ」と驚嘆していたそうだ。
当時は殆どの日本人が、いいとこ5頭身程度だっただろうから、とんでもなく素晴らしいスタイルの女性が登場したと、皆、ビックリしたのは間違いない。
一方で私は、昔の日本人が写っている写真を見ると、日本人なりの美しい体型があって嬉しくなる。
背も低く胴長短足なのだが、筋肉のつきかたが、とても美しい。
小柄ながら、ピリッとしまった体つきで、特に肉体労働をしている男性達のプロティンを飲んだり、ジムトレーニングなんぞもしていない、日常生活でついた筋肉には、ため息が出る。
今とは違い、力士の体も引き締まっていて見るからに敏捷な身のこなしが出来そうだとわかる。
マッチョ系ではない美しさがあるのだ。
女性は、なで肩で寸胴で、それもまた、型としてえもいわれぬ魅力を漂わせている。
そんな人々を先祖に持った日本人の若い女性は、何十年、何百年と経つうちに骨格が変化していって、大陸の外国人を打ち負かすほどの欧米化した肉体を持つようになってきた。
と言ってもミス・ユニバースは外見だけではなく、内面性も重要視されるらしい。
近年、世界大会で日本人が優勝したらしいが、その彼女を、候補としてスカウトしたフランス人女性が雑誌に手記を書いておられた。
つづく
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